著者
畠山 真一
出版者
学校法人 尚絅学園 尚絅大学研究紀要編集部会
雑誌
尚絅大学研究紀要 A.人文・社会科学編 (ISSN:21875235)
巻号頁・発行日
vol.50, pp.15-30, 2018

本研究は, リアリティ水準と多レイヤー性という観点から, 現実世界と結びついているアニメーション作品を分析し, ロトスコープを使用する作品が持つ「不気味さ」が何に起因するかを明らかにすることを目的としている。Lamarre (2009) が述べるように, アニメーション作品は多数のレイヤーを重ね合わせて虚構世界を創りだすという特質 (多レイヤー性) を持っている。この特質によって, アニメーション作品はそれぞれのレイヤーにおいて異なったリアリティ水準を設定することが可能となっている。本研究では, 多レイヤー性とリアリティ水準という2つの理論的装置がアニメーション作品を分析する際に極めて大きな役割を果たすことを示す。

言及状況

外部データベース (DOI)

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●畠山真一「アニメーション化する映画/ 映画化するアニメーション:すべてが制御された世界で」『尚絅大学研究紀要 A.人文・社会科学編』48(0)、2016年。https://t.co/wl8eLKD6lY ●同「アニメーション作品におけるリアリティ水準と「不気味の谷」」同、50(0)、2018年。https://t.co/xpYQlkXAPu
うわ,ここで主張されているのと同じことをオレ2018年に引用なしで書いてしまっている… チェックが甘いな…/// https://t.co/kktirIxHhI

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