著者
三井 梨紗子 北村 勝朗 水落 文夫
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.70, pp.141_3, 2019

<p> 多くのスポーツ競技で女性エリート選手の競技力は向上しているが、スポーツ競技現場の指導者およびスポーツ組織の意思決定機関において活躍する女性は依然として少ない(山口, 2013)。この課題の背景には、優秀な女性指導者の指導にみられる有利性の存在や、その特徴に対する不十分な認識があると考えられる。とりわけ、スポーツ集団の指導で優秀な競技成績を達成する例が注目されていることから、現状では優れた女性指導者による女性スポーツ集団および選手への指導を理解することが期待される。本研究は、スポーツ採点競技における女性スポーツ集団に対する優れた女性指導者の指導観および指導方略について、定性的な研究法を用いて可視化することを目的とする。この目的を達成するために、女性スポーツ集団および選手に対する女性指導者という関係で、長期にわたり世界トップレベルの競技成績を維持するアーティスティックスイミング競技(採点競技)に着目し、その指導者を調査対象として選定した。インタビューデータから37の標題が得られ、3つのカテゴリーと8つのサブカテゴリーに分類された。その結果、対象女性指導者の指導観および指導の視点が明らかになった。</p>

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(他の競技の)五輪の日本代表の人でも、早々に競技を引退し大学進学__と言う例は多いみたいです。 例えばシンクロの三井選手の卒論のテーマはは、「シンクロの日本代表コーチの指導法」だったとか。 https://t.co/0e5duh2cgK

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