著者
末武 康弘 得丸 さと子(智子)
出版者
法政大学現代福祉学部
雑誌
現代福祉研究 (ISSN:13463349)
巻号頁・発行日
no.12, pp.141-163, 2012-03

本稿は、パーソンセンタード/フォーカシング指向セラピー(PC/FOT)の中で生起する現象について「セラピスト TAE 」―サイコセラピー実践を検討するために TAE をアレンジした方法―を用いた質的分析のパイロット研究の成果を報告するものである。共同研究者の1人はTAEを用いた質的研究法(得丸,2010a)を開発する中で、TAEがセラピストに重要な意味を与えることを見出してきた。そしてセラピストのためのTAEセッションが考案され、「セラピストTAE 」と名づけられた。「セラピストTAE」では、ガイドの助けを借りながらセラピストが自身の臨床体験やクライアントとの相互作用を分析し、セラピーについての理論化を試みる。このパイロット研究においては、PC/FOTのセラピストであるもう1人の共同研究者の、6名のクライアントとのセラピー体験と面接記録が分析された。

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CiNii 論文 -  パーソンセンタード/フォーカシング指向セラピーでは何が生起するのか? : 「セラピストTAE」による質的分析のパイロット研究

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