- 著者
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全 炳河
大浦圭一郎
能勢 隆
山岸 順一
酒向慎司
戸田 智基
益子 貴史
ブラック アラン
徳田 恵一
- 雑誌
- 情報処理学会研究報告音声言語情報処理(SLP)
- 巻号頁・発行日
- vol.2007, no.129(2007-SLP-069), pp.301-306, 2007-12-21
近年,隠れマルコフモデル (HMM) に基づく統計的パラメトリック音声合成方式が注目されている.本方式では,音声スペクトル・励振源・継続長がコンテキスト依存 HMM により同時にモデル化される.音声合成時は,合成したい文章に対応する HMM からの出力確率が最大となるよう,継続長・スペクトル・励振源系列を決定した後,音声合成フィルタを用いて波形が出力される.2002 年より我々は,HMM に基づく音声合成のための研究・開発ツール「HMM 音声合成システム(HTS)」を,オープンソースソフトウェアとして公開してきた.本報告では,その最新の開発状況と今後の予定について述べる.