著者
一色 竜也
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.79, no.3, pp.337-344, 2013 (Released:2013-05-31)
参考文献数
23
被引用文献数
2

1982~2009 年の神奈川県沿岸のマダイ遊漁釣獲量を推定し,漁獲量との比較を行った。遊漁釣獲量は 1986 年に 127.0 トンに達し,その後は 67.2~114.9 トンで推移した。一方,漁獲量は 1962 年以前に 71~93 トンであったが,70 年代以降減少に転じ,1980 年には 29 トンに縮小した。1981 年以降やや増加に転じ 30~65 トンで推移したが,60 年代以前のレベルに回復することはなかった。本県では 1986 年以降,遊漁釣獲量は漁獲量を上回り,遊漁がマダイ資源利用の主流を占める構造に変化した。
著者
一色 竜也 片山 知史
出版者
神奈川県水産技術センター
雑誌
神奈川県水産技術センター研究報告 (ISSN:18808905)
巻号頁・発行日
no.2, pp.43-49, 2007-03

・ヒラメ種苗の胃のpHは胃内容物の有る場合は平均5.5(5.1-6.2)、無い場合は6.3(6.0-6.5)であった。・腸管は胃内容物の有る無しで差は認められず、そのpHは平均6.3(6.0-6.5)であった。・3種類の濃度(2mg/ml、10mg/ml、20mg/ml)ともALCを内包したマイクロカプセルの作成が可能であった。・MALC餌料区及びDALC餌料区において、耳石上に標識として十分に判別可能な個体が得られた。・MALC餌料区はDALC餌料区に比べ標識率(標識として判別できる個体の割合)が少なかった。・ALC溶液は作成後、10日間は標識力を保持していた。