著者
三村 敬司 藤岡 高弘 三丸 敦洋
出版者
一般社団法人 日本環境感染学会
雑誌
日本環境感染学会誌 (ISSN:1882532X)
巻号頁・発行日
vol.25, no.5, pp.277-280, 2010 (Released:2010-12-05)
参考文献数
9
被引用文献数
8 7

陸上自衛隊員を対象に二酸化塩素放出薬のインフルエンザ様疾患に対する予防効果を検討した.低濃度の二酸化塩素放出薬介入群と非介入群を設定し,介入した期間のインフルエンザ様症状の有無やワクチン接種の有無などについて検討した.その結果,二酸化塩素放出薬の介入でインフルエンザ様疾患の患者数の有意な減少を認め,二酸化塩素放出薬がインフルエンザ様疾患の発生を減じる可能性が示唆された.
著者
三村 敬司 藤岡 高弘 三丸 敦洋
出版者
Japanese Society for Infection Prevention and Control
雑誌
日本環境感染学会誌 = Japanese journal of environmental infections (ISSN:1882532X)
巻号頁・発行日
vol.25, no.5, pp.277-280, 2010-09-24
被引用文献数
7

陸上自衛隊員を対象に二酸化塩素放出薬のインフルエンザ様疾患に対する予防効果を検討した.低濃度の二酸化塩素放出薬介入群と非介入群を設定し,介入した期間のインフルエンザ様症状の有無やワクチン接種の有無などについて検討した.その結果,二酸化塩素放出薬の介入でインフルエンザ様疾患の患者数の有意な減少を認め,二酸化塩素放出薬がインフルエンザ様疾患の発生を減じる可能性が示唆された.<br>
著者
尾本 正 四津 良平 申 範圭 又吉 徹 三丸 敦洋 井上 仁人 長 泰則 茂呂 勝美 加島 一郎 中尾 佳永 堤 浩二 前原 正明 古梶 清和 川田 志明
出版者
JAPANESE SOCIETY FOR ARTIFICIAL ORGANS
雑誌
人工臓器 (ISSN:03000818)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.56-58, 1998-02-15
被引用文献数
1

当施設で施行した高齢者(65歳以上)に対するMICSの手術成績について検討を行った。対象は96年12月より97年8月までに施行した65歳以上のMICS症例5例で内訳は、僧房弁置換術2例、僧房弁形成術1例、左房粘液腫腫瘍摘出術1例、大動脈弁置換術1例であった。全例に対し術前に自己貯血を行った。胸部切開線は7~10cmであった。大動脈遮断時間は127±29分で人工心肺灌流時間は240±49分であった。輸血は2名に対して行い、術後合併症、手術死亡、遠隔期死亡を認めず、平均術後在院日数は20±7日であった。手術に際しては、MICS用開胸器、MICS用人工心肺回路、IVC用デシャン、体外式除細動パッド、胸骨リトラクター、経食道エコー等工学的支援を必要とした。高齢化社会をむかえた現在、MICSの導入によって、術後疼痛からくる肉体的精神的負担の軽減、入院期間の短期化による経済的負担の軽減等が期待される。
著者
三丸 敦洋
出版者
公益財団法人 日本学術協力財団
雑誌
学術の動向 (ISSN:13423363)
巻号頁・発行日
vol.27, no.3, pp.3_65-3_67, 2022-03-01 (Released:2022-07-25)
参考文献数
2

国際宇宙ステーション(ISS)は地上400 km上空の軌道上を飛行し、2021年9月現在、7名の宇宙飛行士が滞在している。この国際宇宙ステーションの運営には、COVID-19流行前から最大限の感染リスクの低減が重要であった。特に打ち上げ前には、ISSに感染を持ち込まないため、厳重な感染管理プログラムが実施された。今回、COVID-19の流行により、WHOや各国・各機関の感染管理規制が変化し、それに応じた対策を取りながら運用する必要があった。当機構も、理事長をトップとした対策本部を設け、情報共有と意思決定の迅速化を図った。そして関係者への感染を予防し、その生命と健康を守ることを最優先として、事業を継続した。これらの国際宇宙ステーション活動におけるCOVID-19対策の概要を報告する。今回の経験から、新しいパンデミックに対応するためには、その時点の情報を迅速に収集、分析し、“正しく怖がって”対策を立案し、変化に応じて修正していくことが重要である。