著者
三浦 宗介 杉本 雅則
雑誌
情報処理学会研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.59(2005-EC-001), pp.37-42, 2005-06-04

合奏や合唱において,複数の学習者に対し,触覚フィードバックを用いてリズムを伝えることで,他者のパートに惑わされることなく,自分のパートを正しく演奏できるよう支援するシステムT-RHYTHMを提案する.T-RHYTHMは,伴奏者の演奏からテンポを抽出し,それを元にリズムを無線通信で伝える.
著者
三浦 宗介 杉本 雅則
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.50, pp.101-104, 2008-05-21

本論文では、子供を対象とした音楽鑑賞能力の支援システムについて議論する。音楽鑑賞では、演奏の小さな表現の違いを聴き取る必要があるが、その違いを聴き取るためには、さらに一つの音からより多くのパラメータ (音高、音強、音質など) を認識しなければならない。提案システムは、学習者が物理世界の物に触れることで、これらのパラメータを容易に操作できるようにする。そして、学習者が楽しみながら色々な種類の音を鳴らせるようにすることで、音の違いを聴き分けられるようになることを目指す。また、提案システムの理論的背景やシステムの概要についても述べる。In this paper, a tool for developing music appreciation of children by interacting with physical artifacts is discussed. For the appreciation of music, audience is required to identify small differences between expressions. To identify those differences, they need to recognize more parameters (pitch modulation, velocity, timbre, etc) from one sound. The proposed system enables learners to control and play those parameters of sounds by interacting with real objects in the physical world. The system also aims at developing the ability for identifying those differences through playing many kinds of sounds easily. We have prepared a prototype system and conducted the preliminary study with children.