- 著者
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             根本君也
             
             小松 光一
             
             堀江 港三
             
             ラファエル ボウエン
             
             友常 健一
             
             池見 宅司
             
             並木 勇次
             
          
- 出版者
- 一般社団法人日本歯科理工学会
- 雑誌
- 歯材器 (ISSN:02865858)
- 巻号頁・発行日
- vol.11, pp.992-998, 1992 
- 被引用文献数
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             12
             
             
             
          
        
        不定形粒子, 球状微粒子, 球状架橋ポリマー, 大きなガラス球粒子それぞれとMFを混合したフィラーを種々の割合で混入したコンポジットレジンを試作し, 上部開放型窩洞に充〓し, 重合時の力を測定して収縮応力を求めた.その結果, フィラーの充〓率が高くなると収縮応力も大きくなり, 従来の考え方と反した.フィラーの種類による影響では, 不定形の高充〓率の場合に収縮応力が最も大きかった.次に硬化後の試験体上部表面の形状を測定したところ, 中心部が陥没した形態で, フィラーの充〓率が低いと収縮が大きく, その大きさはモノマーの体積分率に比例し, フィラーの種類による差はみられなかった.