著者
五十嵐 靖博 平尾 元尚 中村 延江
出版者
山野美容芸術短期大学
雑誌
山野研究紀要 (ISSN:09196323)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.71-77, 2001-02-25
被引用文献数
3

本研究では化粧品使用量の操作が,被験者(女性33名,男性27名)によるモデルの化粧品使用度や魅力度の認知にどのような影響を与えるかを検討した。女性群,男性群ともに化粧品使用度の認知に関する評定は,化粧品使用量の操作に対応して変化しており,化粧品非使用条件では評定値が低く,多くの化粧品を用いた条件では評定値が高かった。ファンデーションや口紅,アイブローペンシル,アイシャドウを用いた化粧が女性群,男性群ともに魅力度が高かった。一方,化粧品使用量をさらに増し,頬紅やマスカラ,アイライナーを加えた条件の化粧品使用度の評定値が最も高く,魅力度の評定値はもっとも低かった。また化粧品非使用条件に対する魅力度の評定値も低かった。