著者
平田 直也 中桐 斉之
雑誌
第79回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, no.1, pp.347-348, 2017-03-16

近年、大型スーパー等を始めとして、普通の有人レジではなくセルフレジを設置している店舗が増えてきている。レジサービスの向上とスムーズな会計を実現するために設けているが、実際には客自身が面倒な作業をしなければならないため、セルフレジを避けて有人レジへと向かう客も多い。セルフレジを嫌う客もいる中で、実際にどのような効果が認められているのだろうか。本研究では、マルチエージェントシステム(MAS)を用いたシミュレータを開発し、一人一人の客層、商品数などを個別に与えてシミュレーションを行い、その効果や実測値との整合性を調べた。
著者
伊藤 波輝 中桐 斉之 内平 隆之
雑誌
第81回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, no.1, pp.835-836, 2019-02-28

近年、全天球カメラなどの360度撮影が可能な機器や、ドローン(無人航空機)の普及により、観光PRにおいてパノラマVRや空撮映像が用いられることが多くなってきた。ドローンやパノラマVRについて、個別にはいくつか研究もされてきているが、両者のどちらがどの用途に向いているのかを解析した研究はない。そこで本研究では、ドローンによる空撮映像と全天球カメラによるパノラマVRを利用した観光PRの比較検討を、観光客と住民の認識という観点から解析を行う。また、地域のPRにおいてより効果的な手段はどちらか、観光PRの手法としてどちらが取り入れやすいかなどについても調査を行う。
著者
酒見 真歩 中桐 斉之
雑誌
第82回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2020, no.1, pp.571-572, 2020-02-20

大学生の約9割が先延ばし行動を経験している、と言われている。先延ばし行動の改善には、タスクのハードルを下げることが一番有効であるのではないか、と予想した。そこで、タスクを細分化し、サブタスクをこなすごとにポイントが貯まり、貯まったポイントを使って自分が設定したご褒美と交換することができる、といった簡単なゲーミフィケーション要素を含むタスク管理システムによる実験を行ったところ、タスクの早期着手に効果があることが明らかになった。しかし、タスクの早期完了の効果は得られない点、現実のご褒美に改善の余地がある点が明らかになった。そこで、本研究ではタスクの早期完了に焦点を当て、システムの改善・実験を行い、本システムの使用によって 、先延ばし行動改善に効果が期待できるのかどうかを明らかにする。