著者
佐藤 信 川島 宏 丸山 良光
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.69, no.11, pp.774-777, 1974-11-15 (Released:2011-11-04)
参考文献数
1
被引用文献数
5 9

清酒の味の甘辛の程度 (y) と, 濃淡の程度 (Z) を測る客観的な尺度を構成する目的で, 還元糖分 (S) と酸度 (A) に対する回帰式を求め, 次の両式を得た。Y=0.86S-1.16A-1.31Z=0.42S+1.88A-4.44また, 現場でも利用できるように, 日本酒度 (N) と酸度から推定する式を導いた。これらの式の推定の精度を検討したところ, 実用的にかなり役立つ程度に信頼できることを知ったので, 設計上に役立てるための図による手段を示し, これを提案した。