著者
井土 愼二 Ido Shinji
出版者
大修館書店
雑誌
月刊言語 (ISSN:02871696)
巻号頁・発行日
vol.34, no.4, pp.82-87, 2005-04
著者
井土 愼二
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

研究計画に示した通り、論文では明代の資料『回回館雑字』、ヘブライ語表記のブハラタジク語資料、そして録音から得られる音響データを組み合わせてタジク語とウズベク語の母音体系を分析した。その結果、タジク語の母音体系の成立過程については、これまでに知られていなかった幾つかの事実が明らかになった。15世紀のサマルカンドでの母音体系の『回回館雑字』に基づいた再構や、タジク語母音推移の過程や時期のヘブライ語表記のタジク語資料と音響分析に基づいた推定などがそれにあたる。研究の主目的であるウズベク語母音体系の成立過程の解明については、上述の論文のうちの1本がその嚆矢となっている。今後発表を続けていきたい。
著者
井土 愼二
出版者
愛知県立芸術大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2010

本研究を通して得られたタジク語音声とウズベク語音声の分析によって、両言語の接触地域において母音音素体系の収束がおそらく起こっていること、そしてこの収束がおそらくタジク語の母音連鎖推移に干渉していることが明らかになった。