著者
武居拓郎 仲谷善雄 岡田大地
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.607-608, 2012-03-06

ダンスには様々な種類が存在する。従来のダンス教育は、人と人との直接的なコミュニケーションのみで行われるものが多い。しかし、ダンスには特有の用語・感覚などの表現が数多く用いられるため、未経験者にとっては非常に理解しにくい状況にある。本論文では、ストリートダンス未経験教師の支援に着目した。ストリートダンスのジャンルの中でもロックダンスの基本の技に関して、経験者の声・知識などを元に分析し、CGを用いた教育支援方法を提案する。ダンス未経験の教師が、自身でのダンス練習、生徒への教育などにその技の特徴をしっかり理解した上で、自ら上達するだけでなく、生徒に効果的な指導ができるような教育支援システムを構築した。
著者
北裕介 仲谷善雄
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.225-226, 2012-03-06

人はふとしたときに、鼻歌を歌い、ハミングする。このとき、その歌に関連する過去の記憶を思い出すことが少なくない。これはハミングが、無意識的な行為であり、何らかの関連のある過去のことを活性化拡散的に連想するからだと考えられる。 本研究では、ハミングに焦点を当て、楽曲に関する思い出データベースを用いて、思い出想起や思い出コミュニケーションを支援する枠組みを提案する。
著者
阪口大弥 仲谷善雄 泉朋子
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.79-80, 2013-03-06

近年モバイル環境の発達に伴い、モバイル端末向けに多くの観光ナビアプリケーションが存在している。しかしその多くは目的地までの最短ルートを表示し、効率を重視しているため、その観光地の魅力を十分に堪能できているとは言えない。そこで本研究では目的地までの写真撮影を支援することにより、周囲の環境に注目させ、新たな発見や出会いを誘発する新たな枠組みを提案する。目的地までの間に複数の撮影スポットを推薦し、各スポットでの撮影後に、残り時間や目的地までの距離、天候、興味などを総合的に判断してアドホックに次の撮影スポットを推薦するというopportunisticな観光プラン作成支援を行う観光ナビシステムを検討する。
著者
足立幸祐 延谷直哉 仲谷善雄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.223-225, 2012-03-06

現代の社会問題の一つとして、対人関係でのコミュニケーション能力不足があげられる。特に社会活動では初対面での会話の機会が多く、コミュニケーション支援のニーズはますます高まってきている。本研究では、個人のリズム感としてパーソナルテンポを利用することで、会話行動のストレスを小さくすることを目的とする。人間は日常生活の中で何かしらのリズムを感じている。そのリズムをシステムによって適切な支援をすることで,行動や認知に良い影響を与えることが期待できる。今回それを実験にて確認できたので、本稿では、2者のパーソナルテンポ操作による発話速度の制御を対象とし、そこから得られる2者の行動や心理の変化について報告する。
著者
益田真輝 仲谷善雄 泉朋子
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.127-129, 2013-03-06

近年、インターネットの発展により、各自が観光地で経験した内容を公表しあうことで観光を促す状況が出てきている。そのような現代において、観光会社や地域の人が推薦する定番の観光スポットを推薦するシステムだけでなく、観光客どうしが個性的な観光を共有しあうことが必要である。本研究では、観光地で撮った写真を加工して単独あるいは複数人で四コマの物語を作るように促し、それを公表することで他者を観光にいざなう観光コミュニケーションツールを試作し、評価を行う。観光地で物語を生成するために物語のネタを探す行為を通じて、創造性あふれる観光を創出でき、また他者の物語を共有することで、観光地の新たな魅力を発見するツールとなると思われる。