3 0 0 0 OA ゼラチンとBSE

著者
牛木 祐子 伊藤 政人
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.67, no.4, pp.402-409, 2004-08-25 (Released:2011-08-11)
参考文献数
34

牛海綿状脳症BSEは伝達性海綿状脳症の一つで, 遅発性かつ悪性の中枢神経系疾病であり, プリオンと呼ばれる感染因子によって動物種を超えて伝達されると考えられているが未だ十分に解明されていない. 現時点ではBSEが人に伝達される直接的な科学的証拠はないが, 安全確保のためBSE感染囚子が人の消費サイクルに混入しないよう予防的な処置も含めて様々な規制が行われている. 一方で, この事が逆に過剰な拒否反応を引き起こし, 牛由来の食品のみならず, 様々な業種. 分野の製品に深刻な影響を与えている. 牛由来製品であるゼラチンが受ける規制はそれを原材料とする銀塩感光材料の製造にも無影響ではない.
著者
伊藤 政人 三田地 利之 増井 直樹 上野 孝之
出版者
公益社団法人 地盤工学会
雑誌
地盤工学研究発表会 発表講演集
巻号頁・発行日
vol.38, pp.1607-1608, 2003

スカートを貫入させる際にスカート内にサクションを作用させるとスカート先端の鉛直有効応力は,スカート内側と外側で異なる値となる.こうした場合の鉛直有効応力の取り扱いについては,これまで必ずしも明確にはされておらず,便宜的に小さい方の鉛直有効応力をもとに,スカート先端の貫入抵抗を算出することが多かった.しかしこの方法では,一般に大きい側であるスカート外側の鉛直有効応力の影響を無視していることになり,サクション効果による貫入抵抗の低減を過大に評価する可能性があった.そこで本報では,スカート内外の鉛直有効応力が異なる際には,すべり面が変化することに着目し,こうした場合の先端抵抗を求める際の支持力係数を補正する方法を提案し,既往の実験結果によりその検証を行った.