著者
伊藤 敏晴 尾高 一彦
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.49, no.6, 1988-03-20

時間に依存したゲージ場中でのフェルミオンの散乱問題を粒子猫像(生成,消滅演算子及びFock空間)の時間発展を追うことによって定式化し,ゲージ異常の出現の仕方及びゲージ異常のない量子化の可能性について,フェルミオンのコーヒーレント状態を用いた径路積分を基に議論した。
著者
前田 誠一 末田 八郎 伊藤 敏晴
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B-II, 通信II-無線通信・無線応用 (ISSN:09151885)
巻号頁・発行日
vol.78, no.8, pp.547-552, 1995-08-25

レーダの送信周波数を超高速で変更できる周波数アジリティレーダでは,優れた対電子妨害性能が得られるだけでなく,反射断面積が揺らぐ目標の探知確率を向上できる等の効果が期待される.しかし,従来方式のレーダで,例えばパルスごとというように高速で周波数を変更すると,通常のドップラー処理が行えないという問題があった.本論文では,周波数アジリティレーダにドップラー処理機能を付与するため,1パルスでクラッタを抑圧した後,それで得た目標信号をパルス間でコヒーレントに積分する手法と,シミュレーションの結果について述べる.