著者
前田 誠一 末田 八郎 伊藤 敏晴
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B-II, 通信II-無線通信・無線応用 (ISSN:09151885)
巻号頁・発行日
vol.78, no.8, pp.547-552, 1995-08-25

レーダの送信周波数を超高速で変更できる周波数アジリティレーダでは,優れた対電子妨害性能が得られるだけでなく,反射断面積が揺らぐ目標の探知確率を向上できる等の効果が期待される.しかし,従来方式のレーダで,例えばパルスごとというように高速で周波数を変更すると,通常のドップラー処理が行えないという問題があった.本論文では,周波数アジリティレーダにドップラー処理機能を付与するため,1パルスでクラッタを抑圧した後,それで得た目標信号をパルス間でコヒーレントに積分する手法と,シミュレーションの結果について述べる.
著者
西山 正秋 前田 誠一郎 柳生 成世 折附 良啓 上垣 宗明
出版者
神戸市立工業高等専門学校
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

英語プレゼンテーション能力の評価に大きな比重を占める「アイコンタクト」を客観的に測定するための、装置・ソフト・手順が明らかになった。そのデータの分析によって、発表者の視線・アイコンタクトを高い精度で自動的に検出できた。また、目の動きの時系列波形分析を行うことによって、優秀な発表者の視線行動のパターンを比較出来ることが分かった。これらは今後、ジャッジの主観的判断を補うものとして利用できる可能性が示された。アイコンタクトに関するジャッジの評点・評価項目の分析結果と総合して、英語プレゼンテーション能力評価システム改善への方向性が示された。