著者
塚口 真穂登 伊藤 晶子 鈴木 直人 外山 聡
雑誌
第83回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, no.1, pp.55-56, 2021-03-04

2018年8月より4カ月おきに、Google AI スピーカー(Google Home)へ、新潟大学医歯学総合病院(以下、当院)での採用医薬品各銘柄名、当院薬剤部医薬品情報管理室(以下、DI室)に寄せられた医薬品に関する問い合わせについて質問を行い、その回答の記録を続けている。当院採用医薬品銘柄名を質問した時、薬効等を回答する割合は、2018年8月の43.93%から、2020年8月には82.13%へと向上していた。DI室への問い合わせについては2018年8月では意味がある回答は0.81%であったのに対して、2020年8月には9.77%で回答が得られた。2019年12月よりAmazon AIスピーカー(Alexa Echo Show)でも当院採用医薬品各銘柄名の質問を行っているが、2020年8月の回答割合は9.95%であった。
著者
伊藤 晶子 畔柳 加奈子 櫛 勝彦
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.66, no.3, pp.3_11-3_20, 2020-01-31 (Released:2020-02-25)
参考文献数
10

クレジットカードや電子マネー、デビットカード、QR コード、スマートフォン・アプリ(以下アプリ)を介しての送金など、現金以外のさまざまな支払い手段が利用され始めているが、日本においては、未だ現金での支払いが優勢である。その理由としてさまざまな社会的な要因が指摘されているが、生活者自身がどのような理由で支払い方法を選択しているか、という生活者の心理については明らかになっていない。そこで、本研究では10 名の生活者へインタビューを行い、グラウンデッドセオリーアプローチを援用し分析した。その結果、生活者が支払い方法を決定するためには共通のプロセスが存在していること、さらに、支払い行動については4パターンの行動原理があることを明らかにした。最後に、キャッシュレス社会に進展していくためのサービスデザインの要件提案を行なった。