著者
靱 勝彦
雑誌
第83回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, no.1, pp.61-62, 2021-03-04

日本中央競馬会の2010年から2016年までの,各レースのレース番号、競馬場、重量条件、出走頭数、トラック条件を入力とし,そのレースが10.10倍以上の単勝オッズで決着するかどうかの分類を行った。分類機にはRandomForestを用いた2値分類のモデルの構築を行い,そのモデルによる荒れるレースの予測の有用性を確認した。
著者
柳川 隼太郎 赤池 英夫
雑誌
第83回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, no.1, pp.177-178, 2021-03-04

近年の世界的なeスポーツ産業の隆盛の更なる拡大として非ファン層を取り込む必要があると考えられるが、eスポーツは多種多様なジャンルがあるため、試合を観戦しても初見だとルールや見どころが理解しづらい。本研究では対象ジャンルを対戦型格闘ゲームとし、eスポーツ観戦の見どころである「上手なプレイング」の一側面であるゲームコントローラ操作技術のモデル化の提案と評価を行う。さらに、試合観戦の補助となるようなシステムの開発に貢献することを目指している。
著者
戴 競択 吉見 真聡 岡田 浩希
雑誌
第83回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, no.1, pp.13-14, 2021-03-04

近年、物体の遠隔操作や高画質Web会議などのリアルタイムコミュニケーションの需要が高まっている。特に、ストリーミングデータをクラウド上にあるメディアサーバを通させて、コンピュータービジョンや画像認識などの高付加価値のあるサービスを提供する形態が増えている。一方、データがパブリッククラウドを経由することで、遅延の増大をはじめとして様々の問題が生じる。本研究では、メディアサーバをデータソースに近いエッジ側に設置し、コンテナ技術を用いて接続数やトラヒックに応じてメディアサーバを動的に配置するという負荷分散手法を検討する。
著者
八城 年伸
雑誌
第83回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, no.1, pp.381-382, 2021-03-04

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止のため、多くの教育機関において講義のオンラインによる実施が急務となった。限られた準備期間の中で、様々な工夫で実施されたオンライン講義であったが、学生の反応は同情的な意見がある一方で、声が聞き取りにくい、板書が見えにくい、など芳しくない意見も少なくない。筆者はかねてより自身の講義における感触から、加えて資料の配付と板書に要する時間も問題になると考えた。これらの問題を解決するため、ゆっくりムービーメーカーを用いたボイスロイドによるオンライン講義コンテンツを作成したが、その過程で様々な問題に直面した。そうした諸問題の報告と、解決への考察をまとめる。
著者
山城 広周 野中 尋史
雑誌
第83回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, no.1, pp.507-508, 2021-03-04

既存研究では,作業時間が既知である場合や,単純な分布に従うと仮定している.しかし,実際の工場における作業時間は,未知である場合が多く,複雑な分布に従っている可能性が高い.そこで,本研究では,機械学習モデルを用いて作業時間を推定することを考える.本研究では,実際の工場データにおいて作業時間が複雑な分布に従う場合に,機械学習モデルを用いて作業時間を推定し,スケジューリング最適化を行うシステムを提案した.研究協力企業より提供された製造サンプルごとにまとめられた作業時間が既知である工程情報を用いて,提案手法を評価した.MAPEを用いて機械学習モデルの評価を行った結果,LightGBMが22.5%で最も良かった.推定作業時間を用いて,並列機械スケジューリングの最適化を行った結果,makespanの平均短縮率は,29.5%であった.
著者
塚口 真穂登 伊藤 晶子 鈴木 直人 外山 聡
雑誌
第83回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, no.1, pp.55-56, 2021-03-04

2018年8月より4カ月おきに、Google AI スピーカー(Google Home)へ、新潟大学医歯学総合病院(以下、当院)での採用医薬品各銘柄名、当院薬剤部医薬品情報管理室(以下、DI室)に寄せられた医薬品に関する問い合わせについて質問を行い、その回答の記録を続けている。当院採用医薬品銘柄名を質問した時、薬効等を回答する割合は、2018年8月の43.93%から、2020年8月には82.13%へと向上していた。DI室への問い合わせについては2018年8月では意味がある回答は0.81%であったのに対して、2020年8月には9.77%で回答が得られた。2019年12月よりAmazon AIスピーカー(Alexa Echo Show)でも当院採用医薬品各銘柄名の質問を行っているが、2020年8月の回答割合は9.95%であった。
著者
玉木 和鷹 高井 昌彰 飯田 勝吉 高井 那美
雑誌
第83回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, no.1, pp.27-28, 2021-03-04

拡張現実において形状変化する3次元物体を認識対象とする場合,対象物体の形状を取得し,その変化を実時間で追跡する必要がある.本研究では立体形状の変化に焦点を当て,深度画像を用いて3次元物体の形状変化を追跡するシステムを実現する.本システムでは対象物の初期形状データを予め作成しておき,そのデータを撮影フレームごとに取得される形状データと照らし合わせ,更新を繰り返すことで立体形状変化の追跡を実現する.立体形状の取得には現在普及の進む一般的な深度カメラを用い,深度画像を点群データに変換した後,立体形状データを再構築する.応用システムとしてAR化石発掘アプリを開発した.
著者
西村 凌 中山 愛也 坂内 遼太郎 田坂 陽 藤田 敬悟 鈴木 大志 関谷 翠帰 袖 美樹子
雑誌
第83回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, no.1, pp.559-560, 2021-03-04

新型コロナウイルスの流行により、国内での人の移動が萎縮した。この状況下で、人々が石川県に旅行するだろうか。そこで私たちは、アニメーションの経済効果に着眼し、愛好者が訪れたいと思うようなコンテンツ作成を試みた。先行事例として、コミック原作のテレビアニメ「ゴールデンカムイ」の舞台を巡る、デジタルスタンプラリーが北海道で実施されていた。これは期間を開け、3度実施するほどの盛況ぶりである。そこで、本研究はアニメーション愛好家が石川県に観光する動機付けとして、キャラクターと写真を撮影することができるAR機能を搭載したiOSネイティブアプリケーションの開発をしており、プロトタイプを作成した。
著者
八城 年伸
雑誌
第83回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, no.1, pp.381-382, 2021-03-04

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止のため、多くの教育機関において講義のオンラインによる実施が急務となった。限られた準備期間の中で、様々な工夫で実施されたオンライン講義であったが、学生の反応は同情的な意見がある一方で、声が聞き取りにくい、板書が見えにくい、など芳しくない意見も少なくない。筆者はかねてより自身の講義における感触から、加えて資料の配付と板書に要する時間も問題になると考えた。これらの問題を解決するため、ゆっくりムービーメーカーを用いたボイスロイドによるオンライン講義コンテンツを作成したが、その過程で様々な問題に直面した。そうした諸問題の報告と、解決への考察をまとめる。
著者
清重 周太郎 前田 隼 三上 絢子
雑誌
第83回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, no.1, pp.303-304, 2021-03-04

大学業務をグラフ構造で再現構築するモデル、ARモデル(Act-Relation Model)を提示する。ARモデルは、大学業務に関するStrategy(戦略情報)、Activity(実施情報)およびOutput(成果情報)それぞれに見られる共通要素を抽出し単位化を行ったノードと、それらの関係性を示すリンクによって構築される“大学業務のプロセスと関連情報との因果関係”を可視化するグラフネットワークである。Activityのノード化に際して特に意思決定プロセスの組み込みが困難であったが、業務フローのうちドキュメント作成のタイミングを粒度設定に転用することで再現が可能となったことを報告する。