著者
伊藤 民雄
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.51, no.3, pp.174-183, 2008 (Released:2008-06-01)
参考文献数
14

実践女子大学図書館は,利用者に対して,増加し多様化する電子リソースコレクション,あるいは教員指定図書を効果的に提供する方法としてOPACを選択した。電子リソースの検索対象は,契約コンテンツのみならず,フリーコンテンツの青空文庫やProject Gutenbergなどの作品や政府刊行物にまで拡大した。また,いまだ把握されていないオープンアクセスの和文電子ジャーナルリストの整備を独自に行い,検索可能とした。本論では,当館が2007年度から提供を開始したOPACと横断検索の概要,特徴,諸機能および今後の課題について述べる。
著者
伊藤 民雄 竹井 弘樹
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構 一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.33-37, 2008

2008年7月, 実践女子大学·短期大学図書館は, 韓国の横断検索メーカーであるアイネオと共同で, ウェブで無償提供される学術雑誌約1万誌を収録するデータベースDirectory of Open Access Journals in Japan (仮称。以下「DOAJJ」という)を公開した。DOAJJの収録雑誌データは当館OPAC用に作成したリストが基礎となっており, アイネオのAtoZリストのプラットフォームを利用し, DOAJJを実現した。DOAJJはOpenURL0.1に対応し, 2次情報データベース(CiNii, JDreamII, 医中誌Web)から電子ジャーナルへの仲介機能(リンクリゾルバ)を持っており, データベース契約機関であることが前提となるが, 設定さえすればこの機能をどの図書館でも使うことができるようにした。