著者
佐々木 土師二
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.37, no.3, pp.197-269, 2006-03-30

観光心理学では、観光者行動だけでなく、観光地域の住民の行動も研究する必要があるが、現状では、ほとんど取り上げられていない。本稿では、外国の文献資料にもとづいて、ツーリズムが地域社会やその住民に及ぼす社会的・文化的インパクトの諸現象を概観した後、地域のツーリズム開発に対する住民の態度の実証分析にもとづく知見を通覧した。この住民態度の把握のためには、標準的態度尺度の構成の必要性が強調され、調査項目の収集が試みられた。さらに、Ap (1992)の論文に依拠して、訪問者と住民の相互作用に関する社会的交換理論による説明と仮説的命題が検討された。
著者
佐々木 土師二
出版者
関西大学出版部
巻号頁・発行日
2000-03-31

第1章 「旅行者行動の心理学」に向けて……………………………… 1第2章 旅行者モチベーションの特性と機能…………………………… 27第3章 旅行目的地の魅力要因とその認知……………………………… 83第4章 旅行目的地の選択過程…………………………………………… 125第5章 旅行訪問地における活動・経験………………………………… 161第6章 旅行経験についての評価と満足………………………………… 203第7章 旅行者行動への類型論的アプローチ…………………………… 253第8章 旅行商品に関する心理学的考察………………………………… 309終章 ふたたび「旅行者行動の心理学」に向けて………………………377
著者
佐々木 土師二
出版者
関西大学
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.37, no.3, pp.197-269, 2006-03-30

観光心理学では、観光者行動だけでなく、観光地域の住民の行動も研究する必要があるが、現状では、ほとんど取り上げられていない。本稿では、外国の文献資料にもとづいて、ツーリズムが地域社会やその住民に及ぼす社会的・文化的インパクトの諸現象を概観した後、地域のツーリズム開発に対する住民の態度の実証分析にもとづく知見を通覧した。この住民態度の把握のためには、標準的態度尺度の構成の必要性が強調され、調査項目の収集が試みられた。さらに、Ap (1992)の論文に依拠して、訪問者と住民の相互作用に関する社会的交換理論による説明と仮説的命題が検討された。