著者
國土 将平 中野 貴博 佐川 哲也 笠井 直美 小磯 透 鈴木 和弘 下田 敦子 大澤 清二
出版者
日本発育発達学会
雑誌
発育発達研究 (ISSN:13408682)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.46, pp.46_11-46_26, 2010 (Released:2011-02-20)
参考文献数
36
被引用文献数
1

The purpose of this study was to investigate the standardization of height growth curves of 8 ethnic groups in Thailand and Union of Myanmar. The height of 16,000 children from 5 to 18 years old of 8 ethnic groups, i. e., Thai, Karen, Hmong, Lisu, Akha, and Lahu in Thailand, Burmese and Mon in Myanmar, was measured from 1994 to 2004 in Thailand, from 2005 to 2008 in the Myanmar. Modified BTT model was applied to height growth curve, and the fluctuation of standard deviation was smoothed using weighted moving variation and smoothing function developed by the authors. Finally growth charts were obtained using z-score of normal distribution. Resultant growth charts were generally satisfactory and were seemed to be useful from the perspective of data utilization. Though there are a few problems on the growth charts such as variance was decreased for more than 15 years old, or height growth has continued till 18 years old in some ethnic groups. Representing heights were different more than 10 cm among ethnic groups at 18 years of age. It was confirmed that it is important to create a growth chart by ethnic group respectively and utilize it in order to evaluate properly the growth status and the nutritional condition of the children.
著者
佐川 哲也 国土 将平 笠井 直美 大澤 清二
出版者
金沢大学教育学部
雑誌
金沢大学教育学部紀要 人文科学・社会科学編 (ISSN:02882531)
巻号頁・発行日
no.46, pp.147-164, 1997-02
被引用文献数
1

金沢大学鳥取大学教育学部・助教授大妻女子大学人間生活科学研究所・助手大妻女子大学人間生活科学研究所・教授
著者
平井 肇 天野 郡寿 佐川 哲也 深澤 宏 金 恵子 松田 恵示 沢田 和明
出版者
滋賀大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
1999

本研究では、スポーツのグローバル化の流れが、アジアの諸国においてどのように受容され、その結果、社会・経済システムや文化形態全体にどのような形で波及し、影響を及ぼしているのかについて分析・考察することを主たる目的として調査研究を行ってきた。「個別の地域研究」(平成11年度)と「特定のスポーツ社会制度に関する比較研究」(平成12年度)に関して、各自がサブテーマをそれぞれ担当して、研究調査を行ってきた。最終年度は、研究成果の統合化を図ると同時に、成果を広く公表して、本研究に関心のある研究者の国内外のネットワークづくりに努めた。研究分担者が取り上げた調査研究テーマは、「子ども労働とスポーツ」、「フィリピンのプロスポーツ興行」、「中国の少数民族政策と体育」、「中国の近代化と体育政策」、「韓日の高校野球組織の比較」、「スポーツ労働者の移動」、「タイの近代化と子どもの遊び」、「シンガポールの華人社会とスポーツ」、「日本植民地下の朝鮮半島のスポーツ」、「米占領下のフィリピンのスポーツ」などである。グループとしては、フィリピン、タイ、中国へ赴き、それぞれの国におけるスポーツとそれを取り巻く社会環境について調査研究を実施した。また、アジアのスポーツ研究者と交流を深めるべく、タイ・チェンマイ大学とチュラロンコーン大学、フィリピン・デラサール大学、韓国・梨花女子大学、中国・河北大学で研究会を実施し、現地の研究者と情報の交換を行うと同時に、今後の共同研究の可能性やネットワークづくりについて協議を行った。これらの結果は、各自が書籍や雑誌、学会などで公表すると同時に、『スポーツで読むアジア』(世界思想社2000年)としてまとめた。また、研究グループのホームページ(http://www.yone.ac.jp/asia-sports/)を開設し、研究成果の公開を行っている。