著者
佐藤 陽輔 青村 茂 中楯 浩康 西本 晃史
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2009年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.1005-1006, 2009 (Released:2010-02-25)

ヴァイオリンの音色はボーイング動作に依るところが大きい.このボーイング動作における重要なパラメータとして弓速と弓圧の二つが考えられ,昔から弓速と弓圧は常に一定が良いと言われてきた.我々は,人間の演奏時の弓速と弓圧を計測し,その測定した弓速と弓圧を参考にして,ボーイング装置による演奏を行った.その結果,音を出す瞬間に弓圧を一時的に高くすることで,鋭い立ち上がりが得られ,充実した音を創ることが出来た.