著者
佐野 由佳 穐山 壮志 廣田 智久
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.941, pp.53-55, 2010-12-20

2009年9月、表参道ヒルズの本館地下2階に「キッズの森」がオープンした。文字通り、子ども向けの商品をそろえたショップが集まるエリアで、約130坪のなかに0〜6歳向けの商品を扱う6店舗が軒を並べる。エリア内にはベビールームも設け、個室の授乳室、オムツ換えベッド、調乳用温水器などを備え、来館者は自由に使うことができる。それに伴い同年12月には、ベビーカー置き場も設置。
著者
佐野 由佳
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.827, pp.84-90, 2006-07-24

夕暮れが近づくと、東京・銀座の街は昼とは違った活気を帯びる。夜の華やかな宴席に備えて、それぞれの店が準備にとりかかる。街全体が舞台の本番を前にした楽屋のような、あわただしさと緊張感に包まれるのだ。 高級寿司店の代名詞ともいえる「銀座 久兵衛」が、金春通りの本店の斜め向かいに「別館」をオープンしたのは、この4月のことだ。
著者
佐野 由佳
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.888, pp.80-85, 2008-11-24

温泉街として知られる兵庫県北部の城崎に2008年夏オープンした「木屋町小路」。文字通り、小さな路地にいくつも店が集まったような公共商業施設だ。飲食店や土産店、耳かきサロンなど、土地にゆかりのある起業家による、ここにしかない店ばかりが並ぶ。 西側の通りに面して「火伏壁」と呼ぶ、びょうぶを広げたような長い壁がある。そこから大小の店舗が連なる。
著者
佐野 由佳
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.874, pp.62-67, 2008-05-12

意表を突いたものに出くわすと、思わず笑ってしまうことがある。ここはまさにそんな場所だ。ウェブサイトの制作を中心にしたIT(情報技術)企業、カヤックの新オフィス。神奈川県鎌倉駅前の、若宮大路の途中、ビルの2、3階を占める。 エレベーターの扉が開くと、そこはもうオフィスだ。
著者
佐野 由佳
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.881, pp.68-73, 2008-08-25

主に子どもたちを対象として、環境問題を体験的に伝えるために兵庫県がつくった施設だ。県南西部の丘陵地帯を切り開いて造成した播磨科学公園都市内に、この3月オープン。森の中に静かに生息する巨大生物のような有機的な形の建築は、プロポーザルコンペで選ばれた遠藤秀平氏が設計を手がけた。 全体はトラスによるドーム形状で、3方向に張り出した空間がある。
著者
佐野 由佳
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.927, pp.84-87, 2010-06-14

宮崎浩氏率いるプランツアソシエイツの設計で2009年春、東京・九段南に完成した「インド大使館・インド文化センター」(本誌2009年8月10日号)。左ページのスケッチは、その窓まわりの納まりを宮崎氏が描いたものだ。 もともと改修を前提にしたコンペで当選した。しかし設計が始まってみると、躯体の多くが改修に耐えないことが判明。
著者
佐野 由佳
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.881, pp.12-23, 2008-08-25

1937年生まれの伊丹潤氏が韓国で今、大ブレイクしている。ソウルはもちろん、各地で計画が目白押し。いずれもリゾート開発のような巨大プロジェクトが大半を占める。伊丹建築の何がクライアントたちの心をくすぐるのか。その魅力の背景に迫る。(佐野由佳=フリーライター) 「自分の人生に、こんな事態が起ころうとは思ってもいなかった」。