出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1066, pp.40-45, 2016-02-25

署名の段階では「駅前での新築」と「民間企業への運営委託」の是非が反対派の論点の中心だった。住民投票が近づくと、8月中旬に市が公表した基本設計の途中案〔図3〕が"攻撃材料"に加わる。 反対派が作成した資料で目につくのは「ブックマウンテン」への…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.665, pp.89-91, 2000-05-01

建物内が「電子レンジ」の中のような状態になり,そこで反射・増幅された高周波電磁波が火災を引き起こした可能性が最も高い──。そうした判断が3月14日,大阪地方裁判所が下した判決の中で示された。裁判は,火災被害にあった工場経営者が,電力引き込み線を通じて工場内に侵入した高周波電磁波が出火原因だとし,電力供給者らに損害賠償を求めていたもの。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1118, pp.6-8, 2018-04-26

長期の賃料収入を保証したシェアハウス「かぼちゃの馬車」の運営会社が破綻した。賃料支払いの停止を受け、オーナーが運営会社などを提訴した。訴えを受けた15社のうち7社は、シェアハウスを建てた建設会社だった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.727, pp.68-71, 2002-09-16

「そりゃ,びっくりした。何でこんなばかな話になってるの」。宮古市の土沢とざわ永喜・前地域振興室長は当時を振り返ってこう話す。 広域総合交流促進施設とタラソテラピー(海洋療法)施設の複合建築の建設を担当していた土沢氏は,実施設計図書の納品日から2カ月も過ぎた段階で,設計チームの一員だった積算事務所から,予算を8億8000万円もオーバーすることを知らされた。
著者
萩原 詩子
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.864, pp.78-81, 2007-12-24

漫画家・水木しげる氏の名を冠した商店街「水木しげるロード」の成功で、観光ブームに沸く鳥取県境港市。「一反もめんハウス」は中心地からそう遠くない田園地帯に建つ。「一反木綿」とは漫画「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する妖怪だ。 建て主の木村光哉氏は、鬼太郎のキャラクターグッズの企画販売を手がけている。
著者
石川 和彦
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.761, pp.84-87, 2004-01-12

壁に黒いカビが広がり、ガラス窓の枠がびしょびしょに──。住宅で後を絶たない結露被害をなくすにはどうすればよいか。この連載では、リフォーム現場で結露解消に取り組んできた技術者たちが、原因と対策を5回にわたって解説する。第1回は、建物周辺の冷気だまりが原因で生じる結露への対策だ。
著者
石戸 拓朗 森山 敦子 池谷 和浩
出版者
日経BP
雑誌
日経アーキテクチュア = Nikkei architecture (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1187, pp.10-15, 2021-03-11

「10年前は、この部分はほとんど壊れなかったのだけれど……」。JR郡山駅近くに立つ郡山市中央図書館で片付けなどに当たっていた小野浩幸館長は、残念そうにつぶやいた。 2月13日の地震により、この施設では前面道路に面した南側を中心として鉄筋コンクリー…
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.951, pp.46-49, 2011-05-10

ラーメンと同じように建築にも「あっさり」と「こってり」がある。建築のポストモダン時代は、どちらかといえば「こってり」が優勢だった。なかでも「こってり」を極めたのが渡辺豊和が設計した建築群だろう。いわば、建築界の「天下一品ラーメン」(京都を発祥とするドロドロスープのラーメンチェーン店)。その代表作である秋田市立体育館に出掛けてきた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.703, pp.8-14, 2001-10-15

と千尋の神隠し」「となりのトトロ」など人気アニメーション映画を数多く世に送り出してきた宮崎駿はやお監督。その宮崎氏がデザインした美術館が,東京の井の頭恩賜公園の中に10月1日にオープンした。 遊び心にあふれている。例えば,受付が二つ。一つは本物でもう一つはニセ物。ニセの受付には人気キャラクターのトトロがいる。建物の外観は丸みを帯び,色鮮やか。
著者
速水 健朗
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.902, pp.76-79, 2009-06-15

文・写真:速水健朗(編集者・ライター) はやみずけんろう 1973年石川県生まれ。著書に『タイアップの歌謡史』(洋泉社)、『自分探しが止まらない』(ソフトバンククリエイティブ)、『ケータイ小説的。─"再ヤンキー化"時代の少女たち』(原書房)など 日本に最初のファミリーレストランが誕生して、来年で40周年。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.950, pp.50-55, 2011-04-25

甚大な被害を前に、専門家の初動調査にてこずった今回の震災。日本建築学会は被災地の各支部が収集した情報を取りまとめ、緊急に公表した。広域にわたる被害の現状が明らかになった。 震災の被害者に捧げる黙とうから始まった「東北地方太平洋沖地震および一連の地震緊急調査報告会」。日本建築学会が4月6日に開催した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.698, pp.122-125, 2001-08-06

東急東横線,京王井の頭線,営団地下鉄銀座線などのターミナル,渋谷駅。その南口から約200mの距離に,東京急行電鉄の旧本社跡地を再開発した41階建ての超高層複合ビル「セルリアンタワー」が建つ。「セルリアンタワー東急ホテル」は同タワー内にこの5月24日,グランドオープンした大型都市ホテルである。 「本社跡地の利用にあたって考えたのは,渋谷の街に何が足りないか。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.724, pp.67-69, 2002-08-05

s複合施設「倉吉未来中心」で雨漏りがあり,施工者とともに監理者が文書による注意処分を受けた。sきっかけは,地元紙が雨漏りを報じたことだ。県は議会の常任委員会で状況説明を求められ,指名停止処分を検討することになった。s最終的に県は処分を注意喚起にとどめた。原因が手抜きなどの意図的なものではなく過失によるもので,対応にも誠意が感じられたからだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.773, pp.20-25, 2004-06-28

庫や体育館のような単純明快な家にしたい」。築20年の自宅を建て替えることにした大谷隆行さん(55)は、そんなイメージを抱いていた。設計を頼まれた元倉真琴氏(スタジオ建築計画代表)は、ふと大谷さんの家族がそのとき住んでいた家に関心を持った。 それは積水化学工業のユニット住宅「セキスイハイム・ニューM3」。
著者
出水 享
出版者
日経BP
雑誌
日経アーキテクチュア = Nikkei architecture (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1185, pp.70-77, 2021-02-11

軍艦島で崩壊へのカウントダウンが始まった─。2020年3月、世界文化遺産・軍艦島(正式名:端島)にある日本最古の鉄筋コンクリート(RC)造アパート「30号棟」(1916年建設)の一部が突然崩落した。2020年6月には大雨の影響で別の箇所が崩落。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.970, pp.60-65, 2012-02-25

年間約700万人が参拝に訪れる太宰府天満宮の参道に2011年12月、スターバックスコーヒーの新店が加わった。構造機能も持つ木組みを内部空間に配した店は、参道の新たな憩いの場としてにぎわっている。 長屋形式の建物が並ぶ参道を歩くと突如、松ぼっくり状のファサードが姿を現す。
著者
納見 健悟
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.948, pp.112-114, 2011-03-25

建築を取り巻く職域が広がっている。発想の転換で新たなビジネスにつなげられる。日本CM協会認定CMrで、あるく計画事務所共同代表の納見健悟氏が、4回にわたり最前線の事情を解説する。(本誌) 建築技術者の担う役割が変わり始めている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.924, pp.49-52, 2010-04-26

2003年の美しい国づくり政策大綱で、美しい景観という概念が、国の施策に初めて表れた。それを受け、05年には景観法が全面施行。翌年には東京都国立市内のマンションを巡る景観訴訟で、景観利益を認める最高裁の初判断が確定した。広島県の景勝地、鞆の浦の埋め立て架橋事業を巡り、景観利益を理由として公共事業を差し止める判決が出たのは09年のこと(下段の別項)。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.837, pp.42-47, 2006-12-11

全国的には無名の街、武蔵小杉(川崎市中原区)がタワーマンションの街へと劇的に変貌を遂げつつある。計画・建設中のものを含めると、59階建てを筆頭に20階以上の超高層建物が10棟以上を数え、その大半がマンションだ。開発が集中した理由や地域としての今後の課題を探った。 東急東横線・目黒線、JR南武線が交差するターミナル駅。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.722, pp.15-19, 2002-07-08

イベントをやったりするのは悪いことではないと思う。ただ,お寺らしくない建物なので,お墓参りに来てもなかなか悲しい気持ちになれないこともある。古い建物は,心を落ち着かせる力をもっている。(墓参りに来ていた40歳代の女性)明るくなった 以前の納骨堂は地下にあって,薄暗くて寒かった。イメージが明るくなって良かった。以前よりも頻繁に来ている。