著者
入江 元子 大浦 新 秦 洋二
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本醸造協会誌 (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.101, no.7, pp.464-469, 2006-07-15 (Released:2011-09-20)
参考文献数
11
被引用文献数
2 2

近年, 高血圧の改善や予防を目的とした機能性ペプチドの研究が盛んになり, 一部は特定保健用食品として, 実用化されているものもある。著者らは酒粕分解産物中のペプチドが高血圧自然発症ラット (SHR) の血圧上昇を抑制することを見出した。更に, ヒトでの効果も酒粕分解産物粉末を用いて確認した。今後, 血圧上昇抑制のための特定保健用食品としての実用化が期待される。本誌ではSHRおよびヒトに対して得られた効果について解説していただいた。
著者
入江 元子
出版者
Brewing Society of Japan
雑誌
日本醸造協会誌 (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.105, no.7, pp.440-446, 2010 (Released:2016-01-21)
参考文献数
11
被引用文献数
1

食品由来の特定成分はアルコール代謝に影響を与えることから,二日酔いの軽減や防止などに用いられてきた。著者らは清酒粕による酔いの低減効果を報告しているが,その後新たに乳酸菌発酵酒粕を開発し実験動物を使用して調べた結果,様々な機能性,例えば体重増加抑制,脂肪蓄積抑制,血中脂質改善などの効果を持つことを見出している。更に,飲酒前にこの乳酸菌発酵酒粕を摂取すれば,血中アルコール濃度が低減することも判明した。本稿ではこのアルコール濃度低減効果に関する被験者データおよび推測される作用機序について解説して頂いた。