著者
内田眞司 山本舜 里中健太郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.295-297, 2013-03-06

本稿では,UMLを含む成果物のレビューを目的としたソフトウェアオーバーホール手法とその環境を提案する.従来提案されているレビュー手法はテキストベースの成果物を対象としており,UMLのようなモデリング手法で記述された成果物に対する体系的なレビュー手法は提案されていない.ソフトウェアオーバーホール手法は作業者がソフトウェアを理解するプロセスを計測する手法で,分解されたコンポーネントを元通りに再統合する作業である.この一連の作業が深層的なレビュー手法となり,UMLに潜在的に含まれるバグを浮き彫りにする.試作したオーバーホールツールの適用実験を通して,提案手法の有用性を評価する.
著者
竹原 信也 内田 眞司
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告電子化知的財産・社会基盤(EIP) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.1-6, 2014-02-14

本報告では,政策分析や政策改善に資するような法律の定量的な分析方法について試み,結果を述べる。法律の文言をテキストデータ化し,法情報学や法哲学,情報処理学の知見を参照しながら,テキストマイニングソフトを活用して分析を行った。具体的には (1) 権利の主体や名宛人となるアクターを正確に測定すること,(2) 権利や義務の内容を正確に測定すること,(3) 諸アクターと権利や義務の関係を正確に分析することを試みた。This paper reports the results from the study that attempted to use quantitative analytical methods of laws for the purpose of policy analysis and policy improvement. We changed law provisions into text data and analyzed the data by a text mining software, referring to knowledge of legal informatics, philosophy of law, and information processing. In particular, we attempt to measure accurately what actors appear in the legal provisions, to measure accurately which rights and duties are used in the legal provisions, and to analyze the relationships between rights and duties, and various actors.