著者
小笹 晃太郎 竹中 洋 浜 雄光 安田 誠 加藤 則人
出版者
(財)放射線影響研究所
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

京都府南部のある町の唯一の公立小中学校の児童生徒を対象として2008~2010 年の毎年5月に質問票による症状の調査と血清検査を行った(対象者数は277-300人で受験者は232-242人)。スギ花粉への曝露は各年の2~4月のダーラム式捕集法によるスギ花粉飛散量の毎日の合計数で評価した。スギ花粉特異的IgE 抗体が陽性の者は毎年約55%であり、抗体が陽性でその年の3~4月に目または鼻のアレルギー症状が3週間以上持続したスギ花粉症確定的有症状者は19~25%であり、スギ花粉飛散量と比例していた。