- 著者
-
勝川 健三
下村 孝
- 出版者
- 日本緑化工学会
- 雑誌
- 日本緑化工学会誌 (ISSN:09167439)
- 巻号頁・発行日
- vol.32, no.1, pp.38-43, 2006-08-31
- 参考文献数
- 9
グラウンドカバープランツとして有望なイモカタバミ(Oxalis articulata Savigny)の生育習性の解明を目的に,日長および温度条件が生育と開花に及ぼす影響を検討した。その結果イモカタバミは長日植物で,20℃における限界日長は12時間から13時間の間にあることが示唆された。また長日処理は,暗期中断法で代替できた。一方,露地栽培において梅雨明け後にみられる休眠現象は,人工気象室によるコンテナ栽培での試験の結果,高温による多発休眠と考えられ,自発休眠ではないことが示唆された。