著者
長谷川 祥子 下村 孝
出版者
日本緑化工学会
雑誌
日本緑化工学会誌 (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.39, no.4, pp.552-560, 2013 (Released:2015-02-13)
参考文献数
100
被引用文献数
5 5

これまで,多くの研究が,植物が人の心身に及ぼす影響に関する知見を多く蓄積してきた。我々は,身近な自然として,室内に持ち込まれた植物に焦点をあて,その心理・生理的影響に関する研究を概観し,知見を整理した。室内植物がもたらす心理・生理的影響は,オフィス環境を端緒として,医療環境や教育環境など様々な空間を想定して,調査されてきた。その結果,室内植物がストレスや疲労を軽減し,リラックス状態に導くなど,人の心身に有益な役割を果たすことが明らかにされてきた。そして,植物の量や設置方法のみならず,人と植物との関わり方が植物の効用に及ぼす影響が検討されるまでになっている。これらの知見の整理から,室内植物に対する人の認知度合いが植物の効用に及ぼす影響などを今後の検討課題として抽出した。
著者
下村 孝 山本 祐子
出版者
日本緑化工学会
雑誌
日本緑化工学会誌 = Journal of the Japanese Society of Revegetation Technology (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.109-114, 2008-08-31
参考文献数
12
被引用文献数
1 1 1

キンモクセイに2度の開花ピークが見られるとの伝聞にもとづき,その実態を科学的に解明するために,京都北区の住宅地域内に植栽されているキンモクセイを対象に形成花芽数と開花花芽数,開花小花数を経時的に計測した。その結果,キンモクセイは,2007年10月11日の開花ピークの後,10月23日に2度目の開花ピークを迎え,二度咲き現象が見られることが明らかになった。2度目のピークでは,開花小花数が1度目に比べると極端に少なく,全体の香りも弱いため,一部の人々にしか認知されていなかったともの理解された。当年生枝と前年生枝の花芽の種類と数,および開花小花数の測定から,キンモクセイでは,当年生枝と前年生枝の葉腋に形成される定芽以外に不定芽にも花芽が形成され,それらが開花することが分かった。さらに2度目の開花ピークには,当年生枝の花芽より前年生枝の花芽が,定芽より不定芽が大きく寄与することも明らかになった。前年生枝が当年生枝より不定芽を形成しやすく,キンモクセイ二度咲き現象には,前年生枝不定芽の関与が大きいと考えられる。
著者
上町 あずさ 福井 亘 下村 孝
出版者
日本緑化工学会
雑誌
日本緑化工学会誌 (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.39, no.1, pp.9-14, 2013 (Released:2014-04-02)
参考文献数
17
被引用文献数
3 1

国内には日本に自生するテイカカズラ,ケテイカカズラおよび中国などを原産地とするトウキョウチクトウの3 系統が流通している。RAPD 法によりこれら3 系統間の系統特異的なマーカーを検出し,系統識別の指標を得た。得られたRAPD マーカーを利用して,国内に流通している緑化用種苗や園芸品種の識別を試みた。その結果,これまで形態からは明らかに出来ていなかった個体を含め,これらの系統を明らかにすることができた。また,外国産のケテイカカズラが緑化用種苗として国内で流通していることが明らかとなった。さらに,テイカカズラ類を混植している圃場で得られた種子由来の後代をRAPD 法により雑種検定したところ,テイカカズラとケテイカカズラとの交雑個体や,外国産のケテイカカズラ由来の園芸品種と国内産のケテイカカズラとの交雑個体が検出され,緑化の現場で植栽されたテイカカズラ類が自生種と交雑する可能性が示唆された。
著者
長岡 希 下村 孝
出版者
公益社団法人 日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.64, no.5, pp.651-654, 2000-03-30 (Released:2011-07-19)
参考文献数
12

京都府立植物園の来園者を対象にアンケート調査を行い, 利用実態を明らかにした。調査年に2回以上訪れた回答者は約7割であり, 春夏秋冬いずれの季節にも来園した回答者は半数以上であった。また, 回答者は, 散歩に次いで休養・リフレッシュを大きな目的としており, 目的を大いに果たせたという達成度, 満足度は, 休養・リフレッシュが運動に次いで高かった。次に, 各施設に対する来園者の評価から, やすらぎと緑の特性との関わりを探ったところ, 見通しの効く緑の空間である大芝生地がその他の施設に比べて有意に高い評価を得た。
著者
松原 斎樹 下村 孝 藏澄 美仁 合掌 顕
出版者
京都府立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2002

本研究課題でいくつかの実験を行った結果,色彩,環境音,植物,視覚刺激としての窓の開閉状況などは,温冷感や寒-暑,涼-暖などの印象評価に影響を及ぼすことが,明らかにされた。色彩の影響に関しては,いずれの実験においても,暖色の呈示により、「暑い」側へ、寒色の呈示により、「寒い」側へ変化するというhue-heat仮説に合致した結果が得られた。特にカーテンを用いた実験では,周囲色彩が与える影響は室温に注目させた特異的尺度である「温冷感」よりも、室内のイメージを評定させた際の「涼暖感」や「寒暑感」等の非特異的な尺度に見られた。環境音として設定した「風鈴の音」は、高温の状態では,より「涼しい」,「快適な」側に感じる効果が見られたが,この効果は,特に色彩の影響が小さい、灰色呈示状態において、顕著である。植物の効果に関しては,マッサンギアナは夏に室内に置きたい植物であり、夏期の室温条件下にある室内に設置することで、グリーンアメニティの効果が期待できるが,ポトスは冬に室内に置きたい植物であり、夏期の室温条件下にある室内に設置しても、グリーンアメニティの効果は期待できない。カーテン・窓の開閉状況の映像の効果に関しては,温度の交互作用は「自然的な-人工的な」においてみられ,カーテンの開閉状況に対する評価は室温により異なると考えられる。以上の知見から,色彩,環境音,植物等を適切に利用することにより,寒暑,涼暖の感覚を変化させることの可能性が確認されたと言える。今後は,エネルギー削減の定量的な効果を明らかにすることが課題と考えられる。

1 0 0 0 OA 霊魂不滅観

著者
下村孝太郎 著
出版者
大隣社
巻号頁・発行日
1939
著者
下村 孝 山本 祐子
出版者
日本緑化工学会
雑誌
日本緑化工学会誌 (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.109-114, 2008 (Released:2009-04-10)
参考文献数
12
被引用文献数
1 1

キンモクセイに2度の開花ピークが見られるとの伝聞にもとづき,その実態を科学的に解明するために,京都北区の住宅地域内に植栽されているキンモクセイを対象に形成花芽数と開花花芽数,開花小花数を経時的に計測した。その結果,キンモクセイは,2007年10月11日の開花ピークの後,10月23日に2度目の開花ピークを迎え,二度咲き現象が見られることが明らかになった。2度目のピークでは,開花小花数が1度目に比べると極端に少なく,全体の香りも弱いため,一部の人々にしか認知されていなかったともの理解された。当年生枝と前年生枝の花芽の種類と数,および開花小花数の測定から,キンモクセイでは,当年生枝と前年生枝の葉腋に形成される定芽以外に不定芽にも花芽が形成され,それらが開花することが分かった。さらに2度目の開花ピークには,当年生枝の花芽より前年生枝の花芽が,定芽より不定芽が大きく寄与することも明らかになった。前年生枝が当年生枝より不定芽を形成しやすく,キンモクセイ二度咲き現象には,前年生枝不定芽の関与が大きいと考えられる。
著者
近藤 哲也 高橋 朋身 下村 孝
出版者
日本緑化工学会
雑誌
日本緑化工学会誌 = / the Japanese Society of Revegetation Technology (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.28-35, 2000-08-31
参考文献数
20
被引用文献数
5 10

海浜地域におけるハマヒルガオの景観形成素材としての利用および本種の保全を目的として, いくつかの休眠打破処理を試み, 硬実種子であることを確認した。そして硬実性解除のための適切な硫酸処理時間とその機作を明らかにした。ハマヒルガオの種子をシャーレに播種して恒温器内に置き, 発芽の過程を観察した。その結果ハマヒルガオの無処理種子は, 発芽時の温度や光条件そして採取場所, 採取時期, 貯蔵期間にかかわらず, 吸水して発芽できる種子は数%にとどまる硬実種子であった。しかし種皮への針による穿孔, 紙ヤスリによる傷付け, 濃硫酸への浸漬処理によって吸水し発芽が可能になった。それらの処理の中でも硫酸処理がもっとも効率的であった。濃硫酸処理の効果は, 種子採取の場所や時期によって異なったが, 60分から120分の浸漬処理で80%程度の発芽率を得ることができた。濃硫酸に浸漬すると, 初期にはへそ周辺部に, 浸漬時間が長くなると種皮にも亀裂や穴を生じた。この亀裂や穴から吸水し, 発芽が可能になったと考えられた。
著者
三浦 高志 熊岡 忍 松本 建太 下村 孝光
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 = The transactions of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers. D-II (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.87, no.2, pp.608-618, 2004-02-01
参考文献数
11
被引用文献数
1

本論文は,適応的直交変換によるベクトル量子化において,ベクトル探索を高速化する方法を提案する.高速化の原理は,誤差ベクトルをより次元の低いベクトルに分割してから量子化を行う,積符号技術である.ベクトルの次元が低くなれば,同じ近似利得を与える辞書サイズが小さくなるので,候補ベクトル数が減少してベクトル探索が高速化される.また,辞書ベクトルを先頭要素の降順にソートしておき,誤差ベクトルの先頭要素値から直接的に候補ベクトルの範囲を限定して候補ベクトル数を削減する方法及び誤差ベクトルの画品質と目標画品質との差によって最適なサイズの辞書に切り換える方法を追加した.提案方式の有効性は数値実験により検証される.
著者
木野村 泰子 下村 孝
出版者
公益社団法人 日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.71, no.5, pp.827-832, 2008-03-31 (Released:2009-05-08)
参考文献数
23
被引用文献数
7 6

The questionnaire survey was done among employee in business buildings with or without a garden on its rooftop to clarify the actual conditions and the evaluation of the roofs as spaces for relaxation or for lunch break. The ratio of the respondents who took rest in the roof gardens at lunch time was significantly higher when that roof garden received a higher evaluation. In addition, 68% of respondents answered that they wanted to take rests in the green roof when they felt the sense of relief and also the 39% the sense of season. On the other hand, 65.0% of the respondents who did not intend to take rest in the green roof said that there was no place or facility to sit down on. And the 43% answered there was a little shade and also the 38% remarked that they couldn't be bothered to go up to the roof. Results showed that the green roofs are evaluated by the office workers as spaces for relaxation and lunch breaks when they were able to feel comfort, nature and the change of the season on them. And it was also shown that above-mentioned preferable conditions would be maintained by introducing some facilities such as benches, rain covers, pergolas and the vegetations consisting of various kinds of plants such as grass, flowers, and evergreen shrubs.
著者
佐々木 ゆき 岡田 準人 下村 孝
出版者
日本緑化工学会
雑誌
日本緑化工学会誌 (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.157-162, 2004-08-31
参考文献数
24
被引用文献数
8 11

緑化された屋上の景観要素の違いが,屋上利用者に及ぼす心理的効果を明らかにするために,屋上パノラマ画像を用いたSD法による景観評価実験を行った。因子分析の結果,緑化された屋上の景観評価構造として,心理的,眺望体感的,自然認知的,屋上認知的,および視覚的評価因子の5因子が解釈された。因子得点を用いて,屋上およびその周辺の景観要素の違いが,屋上利用者の心理的評価に及ぼす影響を調べた結果,屋上パノラマ画像に占める緑視の割合が増加(相関係数R=O.627,有意確率p=0.016)あるいは周辺建物の割合が減少(相関係数R=-0.707,有意確率p=0.005)するに従って,心理的評価が高くなった。
著者
下村 孝 松原 斎樹 フカマチ 加津枝
出版者
京都府立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2005

1.屋上のアスファルト,シバおよびつる植物で覆われたパーゴラ内の気象測定を春夏秋冬の四季に分けて行い,パーゴラ下では,夏期において,太陽熱の放射が軽減され,温度,グローブ温度が他に較べて低く維持された。被験者による熱的快適性に関する申告実験では,夏期にアスファルトおよびシバで不快感が増すのに対し,パーゴラ下では快適性が維持されることが明らかになった。この結果は,太陽の直射を受ける屋上緑化空間でも,パーゴラの設置により熱的快適性が維持されることを明らかにし,今後の計画指針を探る有益な知見となった。2.緑化された屋上を持つビジネスビル7件の従業員に対するアンケート調査を行い,緑化された屋上の昼休憩とリフレッシュ休憩時間における休憩場所として利用実態と評価を訊ねた。その結果,緑化された屋上空間はその開放感と居心地の良さおよび自然や季節の変化を身近に感じられることから,オフィスワーカーに休憩場所として期待され,シバ,花の咲く植物や常緑の植物など多様な植栽が施された上に,椅子やベンチ,雨よけ,藤棚などの緑陰が整備された屋上がもっとも望ましいと考えられていることが明らかとされた。これまでにない知見となり,今後の屋上緑化整備に向けての方法論として有益である。3.京都市内のビルの屋上での緑化を想定し,京都市内の代表的景観4種と緑化無し,シバ,洋風庭園および和風庭園風緑化の4種類の画像を合成して景観評価実験を行った。いずれの場合も,和風植栽での評価が高く,アイマークレコーダーによる実験では,屋上と背景共に緑の景観に被験者の視線が留まることが明らかにされ,コンクリート床や建築物の無機的な構造物は好ましくないと評価された。今後の屋上緑化のあり方に新しい知見を提供するものとして有益と考える。
著者
加藤 博 長友 大幸 下村 孝
出版者
公益社団法人 日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.74, no.5, pp.805-810, 2011 (Released:2012-09-05)
参考文献数
40
被引用文献数
1 1

Recently, the public comment, one of the opportunities for citizens to participate in administration, is conducted not only in central government ministries and agencies, but also in local governments in Japan. In this study, we investigated actual conditions of public comments-aided citizen participation in conservation and practical use of gardens as public properties. We searched the case of public comments which were provided more than one opinion about conservation and practical use of gardens through internet. As results, we picked out 11 cases of public comment and 36 provided comments. Examining their methods, the comments, and replies from implementing administration agencies, we found some tendencies among them as described below. The offering information and prepared means for providing comments were not enough to promote citizen participation. The comments about conservation of gardens were more than their practical use. Although various subjects of the public comments were implemented, some administration agencies seamed not so positive in implementation of them. We considered that it was desired to increase public comment procedures through ensuring more fairness and transparency, to promote garden management system depended on citizen participation.
著者
村上 大輔 下村 孝
出版者
日本緑化工学会
雑誌
日本緑化工学会誌 (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.152-157, 2007-08-31
参考文献数
18
被引用文献数
3 4

ビルの緑化された屋上で,緑化形態の異なる3地点(芝生地点,アスファルト地点,パーゴラ地点)を対象に,温熱環境要素の計測及び主観申告実験を行ない,物理量と心理量の双方がそれぞれの地点で異なることを明らかにした。特に,夏季に,パーゴラ地点では,他の2地点に比べ,気温とグローブ温度が低く,涼しい側と快適側の申告頻度も高かった。温度と快適性評価の2次回帰線と中立評価軸の交点より求めた快適範囲はパーゴラで最も広く,次いで,芝生,アスファルトの順になった。夏季にパーゴラのもたらす緑陰が屋上空間での快適性導入に有効であることが明らかにされた。
著者
勝川 健三 下村 孝
出版者
日本緑化工学会
雑誌
日本緑化工学会誌 (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.38-43, 2006-08-31
参考文献数
9

グラウンドカバープランツとして有望なイモカタバミ(Oxalis articulata Savigny)の生育習性の解明を目的に,日長および温度条件が生育と開花に及ぼす影響を検討した。その結果イモカタバミは長日植物で,20℃における限界日長は12時間から13時間の間にあることが示唆された。また長日処理は,暗期中断法で代替できた。一方,露地栽培において梅雨明け後にみられる休眠現象は,人工気象室によるコンテナ栽培での試験の結果,高温による多発休眠と考えられ,自発休眠ではないことが示唆された。
著者
田中 健 村上 大輔 下村 孝
出版者
日本緑化工学会
雑誌
日本緑化工学会誌 (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.133-138, 2008 (Released:2009-04-10)
参考文献数
15
被引用文献数
4 4

京都市内を事例として,好ましい屋上緑化のデザインを明らかにするため,市内の屋上から撮影した4種類の景観写真と4パターンの屋上緑化写真を組み合わせた合成画像を用いて景観評価実験を行なった。その結果,同一の背景で緑化形態(緑量)を変化させた場合に,緑量が増える程評価が向上することが示され,さらに,和風庭園風緑化が高い評価を得ることが示された。また,アイマークレコーダ(EMR)による眼球運動の測定を行い,画像内の緑量が増える程,被験者が人工物を探索する傾向があることが示された。以上の結果から古都の景観を残す京都では和風の屋上緑化が望ましいと推測された。
著者
松原 斎樹 藏澄 美仁 澤島 智明 合掌 顕 大和 義昭 中谷 岳史 飛田 国人 下村 孝 松原 小夜子 下村 孝 松原 小夜子 小東 敬典 中村 知朗 宮田 希 青木 祐樹 井上 ともみ 地濃 祐介 谷村 真由美 櫻井 洵子 大山 哲司
出版者
京都府立大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2006

暮らし方による暖冷房使用期間の変更による省エネルギー効果は, 次世代モデルでは暖房で最大17%, 冷房で最大32%, 無断熱モデルでは暖房で最大27%, 冷房で最大28%であること推定された。また, 補助暖冷房器具を併用した場合の省エネルギー効果は, 次世代モデルでは暖房で最大27%, 冷房で最大22%, 無断熱モデルでは暖房で最大27%, 冷房で最大37%であると推定された。