- 著者
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増山 英太郎
勝見 正彦
- 出版者
- Japan Human Factors and Ergonomics Society
- 雑誌
- 人間工学 (ISSN:05494974)
- 巻号頁・発行日
- vol.28, no.1, pp.37-45, 1992-02-15 (Released:2010-03-11)
- 参考文献数
- 7
- 被引用文献数
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被験者に漫才, CM, 落語の5演目ずつをビデオでみせ, その印象を28対の形容詞対により評定させ, 結果を主成分分析法および重回帰分析法によって解析した. 主成分分析の結果, (1) 直感的↔論理的因子, (2) きらい↔好き因子, (3) 攻撃的↔平和的因子, (4) リズミカルでなさ↔リズミカル因子, (5) しぶさ↔若々しさ因子, (6) あっさり↔しつこい因子が得られ, 累積寄与率は83%となった.落語は論理的で平和的であり, 漫才は攻撃的, CMは直感的といえる. 次に, これらの6主成分得点を独立変数に,“おかしくなさ”を従属変数とする重回帰式を導いてみたところ, 落語では直感的で, 好きで, 平和的であるほどおかしく, CMでは直感的で, 好きで, 攻撃的あるほどおかしいとなり, 寄与率は94~99%であった.