- 著者
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北村 奉正
高橋 滋
- 出版者
- 特定非営利活動法人 日本栄養改善学会
- 雑誌
- 栄養学雑誌 (ISSN:00215147)
- 巻号頁・発行日
- vol.62, no.1, pp.31-35, 2004
- 被引用文献数
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女子短大生125名を対象として, 夏期および冬期休暇における飲料摂取量を調査し, 以下の結果が得られた。<br>1日の平均飲料摂取量は, 夏期が921m<i>l</i>, 冬期が705m<i>l</i>で, 夏期が有意に多かった。夏期および冬期ともに, 他の飲料, 清涼飲料の順に多かった。清涼飲料および他の飲料の摂取量は, 夏期が冬期より多かった。<br>清涼飲料の種類別の摂取量は, 夏期ではウーロン茶飲料, 紅茶飲料, ブレンド茶飲料, 天然果汁 (100%) の順に多かった。冬期ではウーロン茶飲料, 紅茶飲料, 天然果汁 (100%), ブレンド茶飲料の順に多かった。他の飲料の摂取量は, 夏期ではむぎ茶, 水, ウーロン茶, 牛乳の順に多く, 冬期では緑茶, 水, 牛乳, ウーロン茶の順に多かった。<br>茶系飲料の摂取量は夏期に多かったが, 摂取量に対する割合は約50%で季節に影響されることが少なかった。