著者
吉村 力
出版者
一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
雑誌
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (ISSN:18817319)
巻号頁・発行日
vol.27, no.3, pp.301-303, 2018-11-05 (Released:2018-11-30)
参考文献数
14

心不全患者は,中枢性睡眠時無呼吸(CSA)症候群やチェーン・ストークス呼吸(Cheyne-Stokes respiration: CSR)を呈することがあり,CSRは心不全の重症型に出現しやすく,予後が悪い病態であると言われている.CSRの治療にはcontinuous positive airway pressure(CPAP),adaptive servo-ventilation(ASV)のどちらが有効かをPSG検査などで評価をし,CPAP,ASVの適応を見極めて,治療をしていくことが重要である.今後,新たなASVの大規模長期試験の結果が望まれる.