著者
吉田 紘二郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SSS, 安全性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.279, pp.9-12, 2002-08-20
参考文献数
4

航空機や医療現場などでいち早く問題化していEMC(Electromagnetic Compatibility)について、高度な電子機器の搭載が進みつつある船舶現場での実情を調べた。航行中の船舶が外部からの電界にさらされるのは陸岸に接近した場合であり、例として大阪湾岸の電磁波環境を調査した結果、搭載電気機器に求められる耐性限度に迫る電磁界の存在を確認した。また船内においても、特に生産年度の古い機器などに、IECの規定を越える電磁輻射が測定された。特に、金属壁に囲まれた船室内では、各機器から漏れる電磁波が反射し重畳する結果、思わぬ電界強度分布を示すことも確認した。
著者
吉田 紘二 安部 幸雄 山岡 康浩 屋良 貴宏 明石 浩介
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.62, no.2, pp.248-250, 2013-03-25
参考文献数
5

母指MP関節尺側側副靭帯(以下UCL)損傷の多くは保存的治療で治癒するが,損傷靱帯が反転しているStenar lesionには手術療法が必要になる.今回,MRI検査でStener lesionが診断可能かどうかを検討したので報告する.UCL損傷に対して手術を行った25例中,術前にMRI検査を行った8例を対象とした.平均年齢37.3歳(17~54),男性2例,女性6例であった.MRIではT2強調像STIRの冠状断が有効であり,Stener lesionでは中手骨頭部に不規則な盛り上がり像を呈していた.axial像は靭帯損傷の範囲を決めるにはあまり有用ではなかった.今回の検討でMRI検査でもStenar lesionの診断は可能であるが,超音波検査を併用する事でより診断精度を向上させることが期待され,現在両検査を併用し検討中である.
著者
吉田 紘二 安部 幸雄 山岡 康浩 屋良 貴宏 明石 浩介
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.62, no.2, pp.248-250, 2013-03-25 (Released:2013-06-11)
参考文献数
5

母指MP関節尺側側副靭帯(以下UCL)損傷の多くは保存的治療で治癒するが,損傷靱帯が反転しているStenar lesionには手術療法が必要になる.今回,MRI検査でStener lesionが診断可能かどうかを検討したので報告する.UCL損傷に対して手術を行った25例中,術前にMRI検査を行った8例を対象とした.平均年齢37.3歳(17~54),男性2例,女性6例であった.MRIではT2強調像STIRの冠状断が有効であり,Stener lesionでは中手骨頭部に不規則な盛り上がり像を呈していた.axial像は靭帯損傷の範囲を決めるにはあまり有用ではなかった.今回の検討でMRI検査でもStenar lesionの診断は可能であるが,超音波検査を併用する事でより診断精度を向上させることが期待され,現在両検査を併用し検討中である.