著者
澤田真吾 吉谷幹人 浜中雅俊
雑誌
第73回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.661-662, 2011-03-02

本稿ではweb上よりバンドメンバーの音楽活動に関する情報を西暦や日付と共に自動収集する手法を提案する.従来,特定の人物の情報をWeb上から時間表現とともに収集する研究はあったが,Web上に出現する時間表現は無数に存在するため人物と関係のない情報も多く集めてしまっていた.本研究では,取得する情報を,人物の生存期間,バンドの所属期間やソロ活動期間,曲の発売やコンサートの日時などの順に時間の幅を限定していくことで,無駄な情報を大幅に省き,より人物と関係の深い情報の抽出が可能となる.
著者
吉谷 幹人 松島 俊明
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.13, pp.59-64, 2009-02-11
参考文献数
11

楽曲より抽出したリズムパターン特徴により自動作成した楽曲マップを用い、プレイリスト (再生順リスト) の作成支援をおこなうシステム Music Walk Around を紹介する。本システムでは楽曲マップの拡大・縮小・移動、選曲履歴の経路表示、過去の履歴の強調表示などの機能に加え、自動選曲機能により、大量の楽曲空間の中でも街を散策する感覚で、楽曲の視聴やプレイリストの作成、編集が可能である。作成した楽曲マップが楽曲検索に十分応用可能であるとの実験結果を踏まえて、実際に本システムによる試用実験をおこなった結果、各機能が有効に働き、プレイリストの作成時の負荷を軽減することができた。This system assists to make a playlist using a two-dimensional musical piece map according to the rhythm pattern feature. A user's favorite in automatic song selection is reflected by evaluation of the distance between musical pieces. In addition to automatic song selection, viewing, listening and creation of the playlist are realized with the feeling which takes a walk a town in a vast musical piece space by functions, such as zooming and migration of a musical piece map, a route display of a song selection history, and highlighting of the past history.