著者
齋藤 瑞貴 井上 明也 土屋 洋平 岩下 基
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IN, 情報ネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.114, no.478, pp.67-72, 2015-02-23

現在,携帯電話市場は,モバイルインターネット・ユーザの増加やスマートフォン市場の急成長により活性化しているが,各キャリアが提供するサービスや端末に差がなくなり,携帯電話キャリア間でのシェア競争は激化している.本稿では,独自に実施した市場調査データに基づき,このような状況における携帯端末の購買行動や携帯電話キャリアの選択行動の分析結果を示す.また,これらの行動の変化を考慮した新たなキャリア選択行動をモデル化し,今後の市場の変化を考察する.
著者
西澤 寛人 住吉 正孝 土屋 洋人 韋 靖彦 圓山 雅巳 岡井 巌 丸山 園美 岡崎 真也 井上 健司 藤原 康昌
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.41, no.3, pp.S3_93, 2009

症例は90歳, 女性. 5年前より発作性心房細動のためベプリジル100mg/日内服していた. 心エコーで基礎心疾患なく心機能は正常範囲内であった. 2007年6月ころより下腿浮腫が出現, 近医よりフロセミド20mg/日の投与を受けていた. 2008年7月ころからふらつきが出現したため当院を受診した. 入院時心電図は心拍数65/分の洞調律, QT時間0.44 (QTc 0.46), V2~4に著明なU波を認めた. 入院後, 多形性心室頻拍 (PVT) が繰り返し出現, 硫酸マグネシウムおよびリドカイン静注によりPVTは抑制された. 血液検査でK 3.4mmol/Lと低カリウム血症を認め, ベプリジルを中止しカリウムを補正した後はPVTの再発はない.  ベプリジル投与中のPVT発症には明らかなQT延長を伴わない場合もあり, 血清カリウム濃度には十分に注意する必要がある.