- 著者
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酒井 麻衣
鈴木 美和
小木 万布
柏木 信幸
古田 圭介
塩湯 一希
桐畑 哲雄
漁野 真弘
日登 弘
勝俣 浩
荒井 一利
- 出版者
- 近畿大学
- 雑誌
- 若手研究(B)
- 巻号頁・発行日
- 2016-04-01
ハクジラ亜目のホルモンレベル・行動とストレス・心理的幸福との関係を明らかにするため、行動観察および垢と血中のホルモン濃度測定を行った。対象動物は期間中大きな疾病はなく、得られた行動頻度・ホルモンレベルの時、おおむね健康な状態と言えた。顔を壁にこすりつける行動が比較的多かった期間に、血中および垢中コルチゾール濃度が高く、この行動がストレスの現れであることが示唆された。静止時間が多いときほど血中βエンドルフィン濃度が低く、運動量と関係があることが示唆された。また、中層での静止時間が長いほど、血中コルチゾール濃度が高いことがわかり、長時間静止する行動がストレスの現れである可能性が考えられた。