著者
塩澤 正
出版者
中部大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究の目的は国際英語論の立場から、日本の教育現場で英語を教える場合の態度、留意点、基準などを国政英語論とその関連連領域から考察し、具体的に教授法や教材までを提供することである。この研究を通していくつかの論文や口頭発表と1冊の専門書(『現代社会と英語-英語の多様性をみつめて』)(供編著)を発表することができた。また、さらに1冊の教材『Global Activator』、と専門書『国際英語論が英語教育を救う』(仮)を執筆中であり、2014年中には出版される予定である。
著者
吉川 寛 塩澤 正 倉橋 洋子 小宮 富子 下内 充
出版者
中京大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

本研究では、大学における国際英語論に基づく英語指導のための評価項目を設定し、それを踏まえた教育活動の実践をめざす一方、アウターサークル地域への短期留学前後の大学生を対象に日本人に適した「内的基準に基づく英語到達目標」を提示し、併せて国際コミュニケーションにおけるaffective competenceの重要性などの指導をおこなった。学生へのアンケート調査から、留学後「日本人英語への肯定的認識の向上」や「日本人英語教師による授業への志向性」等の高まりが見られることが判明した他、国際英語論の学習により「第二言語不安」が軽減し、英語を用いた国際発信力の強化という点で有意な教育効果をもちうることが判明した。