著者
小宮 富子 岡戸 浩子 河原 俊昭 石川 有香 榎木薗 鉄也 吉川 寛
出版者
大学英語教育学会中部支部
雑誌
JACET中部支部紀要 (ISSN:18815375)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.77-100, 2021 (Released:2022-03-30)
参考文献数
17

English education in “Society 5.0” requires not only teaching language, but also fostering students who, as their own problems, seriously face complex social challenges of the new era. This paper proposes practical methods of English education to raise students’ awareness of Diversity & Inclusion and SDGs. We did a questionnaire survey on “English and society” among university students at five universities and a junior college, and saw that there was a relation between students’ attitude toward Diversity & Inclusion and their willingness to learn English. This paper also discusses, as examples of complex and changing situations of English, positive and negative roles of English in multi-lingual India and spread of automatic English translation in English classes in Japan. We conclude we need “inclusive college English education” in classes.
著者
小原 雄治 菅野 純夫 小笠原 直毅 高木 利久 五條堀 孝 吉川 寛 笹月 健彦
出版者
国立遺伝学研究所
雑誌
特定領域研究
巻号頁・発行日
2000

4領域全体の調整・推進、わが国のゲノム研究の機動的・有機的な研究推進のシステム作り、ピーク研究を支えるための基盤研究事業の支援、すそ野を広げるための研究支援事業、社会との接点などの活動をおこなった。主なものとして以下をあげる。研究支援委員会:シーケンシングセンター委員会では、4領域のゲノム/cDNAシーケンシングについて全面的に請け負った。原始紅藻、ホヤ、ゼニゴケY染色体、メダカゲノムについてホールゲノムショットガン法をベースにプラスミド、フォスミド、BAC配列を加えて決定した。また、日本産由来のマウス亜種MSM系統についてB6標準系統との比較のためにホールゲノムショットガンを1Xまで進め、1%程度のSNPsを見出した。cDNAについては、ミジンコ、線虫C.elegans、近縁線虫、ホヤ3種(カタユウレイボヤ、ユウレイボヤ、マボヤ、ヌタウナギ、メダカ、シクリッド、ドジョウ、アフリカツメガエル原始紅藻、細胞性粘菌、ヒメツリガネゴケ、ゼニゴケ、コムギ、オオムギ、アサガオをおこなった。リソース委員会では、本特定領域研究で作成された遺伝子クローンの維持・配布支援をおこなった。対外委員会:広報委員会では、ホームページ、メールニュース、シンポジウムなどの活動をおこない、対社会、対研究コミュニティへの情報公開・発信をおこなった。社会との接点委員会では、ゲノム科学と社会との双方向のやりとりの場として「ゲノムひろば」を3年にわたり計8回(東京、京都、福岡)開催し、高校生、一般市民との交流の実をあげた。また、医科学倫理問題の検討を進めた。
著者
吉川 寛 塩澤 正 倉橋 洋子 小宮 富子 下内 充
出版者
中京大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

本研究では、大学における国際英語論に基づく英語指導のための評価項目を設定し、それを踏まえた教育活動の実践をめざす一方、アウターサークル地域への短期留学前後の大学生を対象に日本人に適した「内的基準に基づく英語到達目標」を提示し、併せて国際コミュニケーションにおけるaffective competenceの重要性などの指導をおこなった。学生へのアンケート調査から、留学後「日本人英語への肯定的認識の向上」や「日本人英語教師による授業への志向性」等の高まりが見られることが判明した他、国際英語論の学習により「第二言語不安」が軽減し、英語を用いた国際発信力の強化という点で有意な教育効果をもちうることが判明した。