著者
増田 卓也 萩原 彰人 丸山 晃央 寺澤 佳洋 友岡 清秀 竹下 有
出版者
一般社団法人 日本病院総合診療医学会
雑誌
日本病院総合診療医学会雑誌 (ISSN:21858136)
巻号頁・発行日
vol.19, no.5, pp.367-373, 2023-09-30 (Released:2023-11-11)

近年,鍼灸治療の作用機序や治療効果のエビデンスが得られてきたが,日本は欧米と比較し医療機関における鍼灸治療の提供は普及しておらず,その適応や治療効果の認識も充分に浸透していない。また治療を依頼する鍼灸院との連携システムが未確立であり,適応であるにも関わらず治療の機会を失っている患者が多い。一 方で,鍼灸院へ通院している患者の一部には重大疾患が隠されているリスクが懸念されるも医療機関への紹介基準や紹介先の選定が困難であるという課題がある。それゆえこれらのミスマッチや見逃しのリスクを解消すべく,病院と鍼灸院の連携システム(病鍼連携)の確立が急務であると考えられる。そのためには,医師への鍼灸治療に関する教育や鍼灸治療の適応基準の明確化,連携可能な病院や鍼灸院の所在及び専門性が明確化されたネットワークの構築,鍼灸師への診断学を含めた臨床教育の場の構築, 医師と鍼灸師の積極的な交流が必要となる。
著者
加藤 誠巳 増田 卓也 古屋 素衛
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.50, pp.383-384, 1995-03-15

種々の分野でパレットを用いて物資を輸送することが行なわれているが、特定の場所にパレットが集積し逆に特定の場所でパレットが不足することが生じる。このような事態が生じたとき、輸送コストを考えないで単に過不足を補正するような回送を行なうと総輸送コストの面で不利益が生じる。ここでは効率良くパレットを回送する輸送計画問題について検討した結果について述べる。
著者
加藤 誠巳 小倉 康夫 増田 卓也 毛利 秀之
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.50, pp.297-298, 1995-03-15

大学の研究室で院生、学生等が現在どこにいるかという情報は通常は行先表示ボードを利用していることが多い。しかし、これを変更するためにはわざわざボードのある場所まで行かなくてはならない。たとえば外出した後帰宅するときなど、行先表示ボードを"外出"にしておいて帰宅した後ボードの表示が変更できれば大変便利である。本稿ではこのような行先情報をテレターミナル(無線パケット通信)とパソコンを利用して分散して設けられた複数個の行先情報表示端末を遠隔的に変更、操作することができるシステムを開発したので報告する。