- 著者
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岡崎 好秀
東 知宏
田中 浩二
石黒 延枝
大田原 香織
久米 美佳
宮城 淳
壺内 智郎
下野 勉
- 出版者
- 一般財団法人 日本小児歯科学会
- 雑誌
- 小児歯科学雑誌 (ISSN:05831199)
- 巻号頁・発行日
- vol.36, no.4, pp.677-683, 1998-09-25 (Released:2013-01-18)
- 参考文献数
- 25
- 被引用文献数
-
4
655名の小児を対象として,3歳時と小学校1年生時から中学1年生時までの,齲蝕指数の推移について経年的に調査した。1)3歳時の齲蝕罹患者率は65.6%,1人平均df歯数は3.80歯であった。2)中学1年生時の齲蝕罹患者率は93.4%,1人平均DF歯数は4.78歯であった。3)3歳時のdf歯数は,小学校1年生から中学校1年生までのDF歯数と高度の相関が認められた(p<0.001)。4)3歳時のdf歯数が0歯群と9歯以上群の小学校1年生から中学校1年生までの永久歯齲蝕罹患者率には,有意の差が認められた(p<0.001)。5)3歳時のdf歯数が多い群ほど,永久歯のDF歯数も高い値を示した(p<0.05)。3歳時の齲蝕は,将来の齲蝕に影響を与えることから,乳幼児期からの齲蝕予防の重要性が示唆された。