著者
大場 利康 川鍋 道子
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.54, no.7, pp.341-347, 2004-07-01

国立国会図書館蔵書目録データベースNDL-OPACには,複数の主題検索方法が用意されているが,その使い勝手には問題もある。国立国会図書館件名標目表(NDLSH)については,「参照指示の不足」「特定性の不足」が問題であったが,国立国会図書館はこれらの解消に着手した。米国の「ベイツ・レポート」,IFLAによるOPAC表示のガイドライン草稿では,利用者本位のOPACのあり方が提唱されており,今後は利用者の観点からOPACを構築することが求められる。