著者
大谷 卓史 芳賀 高洋
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.114, no.25, pp.41-46, 2014-05-14

学校教育や社会教育、教育政策の立案など公益増進に役立つ可能性が大きいものの、学校授業の録音・録画とそのデータ利用には、未解決の著作権問題が存在する。そもそも授業の著作物性やその職務著作該当性が正面を切って議論されることも稀である。本稿は、学校授業が教授者の職務であるとともに、授業が著作物である事実を確認したうえで、小中高等学校・大学における学校授業の録音・録画とそのデータ利用に係る著作権問題を検討した。授業者・学習者の著作権処理は当事者間の同意によってほぼ解決できるものの、授業で使用する第三者の著作物の映像・音声記録には大きな困難があるので、学校授業の録音・録画とそのデータ利用による社会的利益を十分に引き出すためには、立法的解決が必要となるかもしれない。
著者
大谷 卓史 芳賀 高洋
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.114, no.25, pp.41-46, 2014-05-14

学校教育や社会教育、教育政策の立案など公益増進に役立つ可能性が大きいものの、学校授業の録音・録画とそのデータ利用には、未解決の著作権問題が存在する。そもそも授業の著作物性やその職務著作該当性が正面を切って議論されることも稀である。本稿は、学校授業が教授者の職務であるとともに、授業が著作物である事実を確認したうえで、小中高等学校・大学における学校授業の録音・録画とそのデータ利用に係る著作権問題を検討した。授業者・学習者の著作権処理は当事者間の同意によってほぼ解決できるものの、授業で使用する第三者の著作物の映像・音声記録には大きな困難があるので、学校授業の録音・録画とそのデータ利用による社会的利益を十分に引き出すためには、立法的解決が必要となるかもしれない。
著者
大谷 卓史
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. FACE, 情報通信倫理
巻号頁・発行日
vol.96, no.83, pp.9-16, 1996-05-29

本報告においては、電子ネットワーク上のデータ内容の制限・禁止が、自由主義倫理の立場から見て正当化できるか検討し、電子ネットワーク上のデータ内容の制限・禁止も、イギリスのワーノック委員会の報告に基づいた既存メディアのわいせつ表現規制に原則的には従うべきであることに加え、電子ネットワークの技術的条件によって修正を加えるべきことを提案した。
著者
大谷 卓史
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.55, no.4, pp.288-291, 2012-07-01 (Released:2012-07-01)
参考文献数
12
被引用文献数
1