著者
大貫 正明 須田 義大 山口 大助
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.60, no.4, pp.379-380, 2008 (Released:2008-08-27)
参考文献数
5

東京大学生産技術研究所先進モビリティ連携研究センターのサステイナブルITSプロジェクでは, 研究用ユニバーサルドライビングシミュレータの臨場感向上に取り組んできた.特に本シミュレータには6自由度の運動が可能な動揺装置にターンテーブル機構を付加し, 旋回時の自動車の挙動を忠実に模擬できるのが特徴である.これによりシミュレータ酔いの改善及びハンドル操作がより実車に近くなる一方, ターンテーブルの回転に対して横加速度の発生が少ないために後輪が滑っているという体感を感じ, 運転に違和感が生じたとの報告がある. 本稿では, 旋回時にターンテーブルの駆動によって生じる自転運動の大きさがドライバの評価にどのように影響するかについて報告する.[本要旨はPDFには含まれない]