著者
早津 昌樹 山田 学 田川 泰敬 山口 大助
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集. C編 (ISSN:03875024)
巻号頁・発行日
vol.68, no.671, pp.2009-2015, 2002-07-25
被引用文献数
2

This paper mainly focused on the control system design and the control performance of the power assist lifting device used in power plant construction site. This device consists of several electric-chain-blocks, force sensors and a CPU. This mechanism is as follows. (1) Force sensors detect chain tension changes by human force. (2) The CPU calculates the required outputs from the force sensors. (3) Electric-chain-blocks move the object in the intended direction by human force. The control performance was verified through experiments using a 300 kg boiler panel that was suspended by the 2 electric-chain-blocks. A heavy control object could be moved, translated and rotated by human force using the proposed device. Positioning performance errors were suppressed to under 1 mm.
著者
山口 大助 市原 隆司 熊野 史朗 佐藤 洋一 須田 義大 李 曙光
出版者
Institute of Industrial Science The University of Tokyo
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.253-258, 2011

近年,ITS技術を利用したエコドライブに関する研究が幅広く行われている.その多くは車速や加減速など自車に関する情報のみを考慮しているが,実際には渋滞や信号機の現示など周囲の状況によって最適な運転操作は異なる.そのため,自車だけでなく,渋滞,信号現示,車間距離などの周囲状況も考慮する必要がある.筆者らはこれまでに自車状況と自車周囲状況の両方を考慮したエコドライブの達成レベルを定量的に評価する手法を提案しており,本研究では自車周囲状況として交通信号機の視認を考慮に入れた場合の提案手法の妥当性をドライビングシミュレータを用いた基礎実験を通じて検討する.
著者
中野 公彦 大堀 真敬 山口 大助 山邉 茂之
出版者
Institute of Industrial Science The University of Tokyo
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.61, no.2, pp.142-145, 2009

運転者の行動を解析するために, ドライビングシミュレータを運転している被験者の脳波を計測し, PARAFAC法によって分析した.本手法は多チャンネルの時変スペクトラムを空間, 周波数, 時間の因子に分解するもので, 時間, 周波数のトポグラフィーが比較的容易に得られることから, 脳波解析の効率的な手法となることが期待されている.ドライビングシミュレータ内は脳波計測に適した環境ではないが, 運転している人のα, β波の活動を明確に示すことができた.[本要旨はPDFには含まれない]
著者
大貫 正明 須田 義大 山口 大助
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.60, no.4, pp.379-380, 2008 (Released:2008-08-27)
参考文献数
5

東京大学生産技術研究所先進モビリティ連携研究センターのサステイナブルITSプロジェクでは, 研究用ユニバーサルドライビングシミュレータの臨場感向上に取り組んできた.特に本シミュレータには6自由度の運動が可能な動揺装置にターンテーブル機構を付加し, 旋回時の自動車の挙動を忠実に模擬できるのが特徴である.これによりシミュレータ酔いの改善及びハンドル操作がより実車に近くなる一方, ターンテーブルの回転に対して横加速度の発生が少ないために後輪が滑っているという体感を感じ, 運転に違和感が生じたとの報告がある. 本稿では, 旋回時にターンテーブルの駆動によって生じる自転運動の大きさがドライバの評価にどのように影響するかについて報告する.[本要旨はPDFには含まれない]