- 著者
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奥野 冨起子
須貝 哲郎
山本 幸代
- 出版者
- Meeting of Osaka Dermatological Association
- 雑誌
- 皮膚 (ISSN:00181390)
- 巻号頁・発行日
- vol.26, no.4, pp.902-907, 1984
アイメイクアップは最近10年間で一般化して来た化粧品である。我々はこれらによる接触皮膚炎5例を経験した。そのうち原因が確認できたものは2例で, ともに使用調合香料であった。<BR>最近3年間の持参化粧品の統計をとり, アイメックアップと他の持参化粧品の比較検討をした。アイライナーはアレルギー反応陽性率が高く3.4%であった。また眉墨, マスカラは刺激指数が最も高く, 12.5と12.9を示した。なおアイメイクアップで夏用の速乾性のものには, 揮発性のアイソバー (イソパラフィン) が20~60%含まれている。本物質は強刺激物質で, アイソバー含有製剤の密封パッチテストは禁忌である。