著者
宇都宮 隆
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会四国支部紀事 (ISSN:0915230X)
巻号頁・発行日
no.13, pp.39-41, 1976-12-25

ステビアの収穫期は,ステビオサイド含有率の推移等からみて,開花期直前が適期とされている。したがって開花期の早晩は生育・収量に影響する主要特性の一つである。実生個体群における観察では,平均開花期は9月20日前後であるが,稀には7月28日と非常に早いものから,10月2日と遅いものまで幅広い変異がみられ,きわめて変異に富んでいる。また越年株においては,稀に萌芽後間もなく着蕾・開花する個体が生ずる。このようなことから花芽分化要因を検討した。
著者
宇都宮 隆子
出版者
一般社団法人大学英語教育学会
雑誌
JACET中部支部紀要 (ISSN:18815375)
巻号頁・発行日
no.7, pp.27-45, 2009-12-20

大学という大きな枠の中、個に目をやることは難しいことである。また大学の高等教育を担う役割を考え、個人で鍛錬し学業に専念していく姿勢が当たり前であるという考えは当然である。自立した学習者を育てるため、e-learningの構築やself-accessスタイルの学習が可能な環境づくりも多くの教育機関で進められてはいる。とはいえ、今現在の大学入学者の状況を思うと、必ずしもすべての学生が学習意欲のある自立した学習者とは限らない。本稿では、学生の学習態度及び動機付けに強い影響力を持つと思われる個別指導について考察していく。個別指導に焦点を当てるということで、インタビューを通して個人の英語学習に対する感情、または学習状況の変化などを観察した。結果、個別指導の成果により学習者の学習意識、スキルまたは動機づけといったものが良い方向に変化しうることを再認識することができた。専門が工学系で、まだ英語の基礎力が定着していない学生にとっての個別指導は、彼らにどのような影響を及ぼすのか。scaffolding的視点、指導者の役割、また学習者の動機付けなどと関連付けながら、個別指導の有効性を学生のコメントとともに論じていく。