著者
安川 由貴子
出版者
生涯教育学講座紀要編集委員会事務局
雑誌
京都大学生涯教育学・図書館情報学研究 (ISSN:13471562)
巻号頁・発行日
no.4, pp.161-176, 2005-03

この論文は国立情報学研究所の学術雑誌公開支援事業により電子化されました。
著者
安川 由貴子
出版者
京都大学
雑誌
京都大学生涯教育学・図書館情報学研究 (ISSN:13471562)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.91-102, 2006-03-31

この論文は国立情報学研究所の学術雑誌公開支援事業により電子化されました。
著者
安川 由貴子
出版者
京都大学大学院教育学研究科生涯教育学講座
雑誌
京都大学生涯教育学・図書館情報学研究 (ISSN:13471562)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.31-42, 2007-03-31

本稿では、G.ベイトソンによるダブル・バインド理論を、ベイトソンの「学習とコミェニケ-ションの階型論」との関わりの中から考察していくことを通じて、ダブル・バインドのもつ積極的な意味を見出していくことを目的としている。その際に、ダブル・バインドからの解放の契機となる存在として、第三者的な存在がもつ意味を手掛かりとして読み解いていきたいと考えている。
著者
安川 由貴子
出版者
京都大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2008

本研究では、個として確立していくことが重視される現代社会の中で、G.ベイトソンのコミュニケーション論を基軸にして、共同性と個人の問題について生涯学習の観点から考察を行った。それは、自己実現、自己決定といった個への重視が、逆説的にどのように個を疎外していくのかを、もう一方の共同性という概念で対比しつつ、実証的に把握する試みである。ベイトソンは、個という存在をすでに共同性や環境のシステムの中に含みこまれている存在として捉えていくことにより、個人を軸とした近代西欧思想に特有の観念を乗り越えようとしていた。その萌芽は、現在の日本社会の過疎地域における生涯学習的な実践や、アルコール依存症のセルフヘルプ・グループの実践においても見ることができた。