著者
横井 風児 安藤 一也 飯尾 正明
出版者
北里大学
雑誌
北里医学 (ISSN:03855449)
巻号頁・発行日
vol.14, no.6, pp.431-439, 1984-12-31

^<11>C-glucose を経口投与した8例のパーキンソン病患者と5例の正常者の脳内 glucose 代謝を検討するため,positron emission computed tomography (PET)により,大脳皮質(前頭葉,側頭葉,後頭葉)及び線条体における^<11>Cの集積量を比較検討した。^<11>C-glucose は光合成法により^<11>CO_2より精製した。(1)パーキンソン病患者8例の内4例につき線条体及び大脳皮質各部の^<11>C集積量には有意差は認められなかった。(2)8例のパーキンソン病患者の線条体及び大脳皮質各部の^<11>C集積量と正常例5例のそれとを比較検討したが有意差はなかった。

1 0 0 0 抗痙縮剤

著者
安藤 一也
出版者
医学書院
雑誌
神経研究の進歩 (ISSN:00018724)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.142-147, 1982-01-10

抗痙縮剤は痙縮(spasticity)の軽減を目的として使用される薬剤で,薬理学的には筋弛緩剤(muscle relaxants)に属するものである。 1946年,Bergerらによりmephenesinが合成され,以後,methocarbamol,carisoprodol,phenprobamate,chlorzoxazone,chlormezanone,styramate,pridinolmethane sulfonateなどの薬剤が中枢性筋弛緩剤として開発され使用されてきた。しかし,これらの薬剤は臨床上,肩こり,腰背痛,頸腕症候群などの一時的な反射性の筋トーヌス異常には多少の効果はあっても,痙縮にはほとんど効果はなく,アメリカでは"unestablisheddrugs"として取り扱われている。