著者
山村 周史 青木 孝 安藤寿茂
雑誌
情報処理学会研究報告計算機アーキテクチャ(ARC)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.79(2007-ARC-174), pp.61-66, 2007-08-01

我々は,ペタスケールシステム向けのプロセッサアーキテクチャの検討を行っている.ペタスケール規模の科学技術計算アプリケーションを高速に実行するためには,大量の浮動小数点演算を高効率で処理できなければならない.これを実現するために,我々は,既存のスカラプロセッサに対して, SIMD 演算ユニットを拡張装備するアーキテクチャを提案する. HPL および PHASE の主要計算ルーチンを対象として,シミュレーションにより本アーキテクチャの性能評価を行い,その有効性について述べる.
著者
山村 周史 青木 孝 安藤寿茂
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告計算機アーキテクチャ(ARC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.79, pp.61-66, 2007-08-01
被引用文献数
2

我々は,ペタスケールシステム向けのプロセッサアーキテクチャの検討を行っている.ペタスケール規模の科学技術計算アプリケーションを高速に実行するためには,大量の浮動小数点演算を高効率で処理できなければならない.これを実現するために,我々は,既存のスカラプロセッサに対して, SIMD 演算ユニットを拡張装備するアーキテクチャを提案する. HPL および PHASE の主要計算ルーチンを対象として,シミュレーションにより本アーキテクチャの性能評価を行い,その有効性について述べる.A processor for a peta-scale supercomputer requires achieving high floating point performance with high energy efficiency. To meet these requirements, we propose an architecture with the combination of a high performance superscalar processor core and wide SIMD processing elements. In this paper, we evaluate its performance and effectiveness with an architecture simulator using math kernels of HPL and PHASE.