著者
富永 哲欣
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会誌 (ISSN:13405551)
巻号頁・発行日
vol.138, no.10, pp.661-665, 2018-10-01 (Released:2018-10-01)
参考文献数
43

1.はじめに高度情報化社会とよばれて久しく,電力,通信,交通など多くの社会システムは,電子化,情報化され,スマート化されてきている(1)。例えば身近に感じる高高度の高出力電磁界と言うと,雷が連想される。毎年夏になると,雷害のニュースがなされ,例えば昨年も,2017年8月19日,
著者
菅野 伸 斉藤 良訓 富永 哲欣 小林 隆一 多田 康彦 山根 宏
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMCJ, 環境電磁工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.81, pp.29-33, 2005-05-19
参考文献数
6
被引用文献数
7

従来の蛍光灯器具は、グローランプ等方式による点灯方式であって、発生する電磁妨害波も小さかった。最近はインバータ方式蛍光灯が主流になりつつあり、ここでは、これらの方式による妨害波特性を評価した結果についてもインバータ方式では、定常状態の放射妨害波レベルが従来方式より30dB程度、また, 定常状態の伝導妨害波レベルも20dB程度、さらに、スイッチ操作により発生する過渡妨害波電流についても40dB程度大きいことが分かった。また、通常、複数台で同時に使用される機器であることから、動作台数の増加による妨害波レベルの変化について測定結果例を示す。
著者
富永 哲欣 倉本 昇一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, no.1, 1997-03-06

電子機器を雷サージから防護するためには, その時間応答を含めた回路解析が必要である. 回路解析用としてSPICE(Simulation Program with Integrated Circut Emphasis)があり汎用性に優れたソフトウェアであるが, 時間領域の解析を行うためには, アレスタ等を含む電子機器のモデル化が重要である. 本報告では, SPICEを用いた解析法の妥当性を確認するために, 雷防護回路として良く知られているバイパスアレスタ回路のモデル化を行い, その応答をSPICEを用いて解析し, 実際の応答と比較した.